閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

知らないとは、こういうこと

2015-09-15 07:23:32 | 閃き
同行した後輩は、お腹の具合が悪いので欠勤した

聞けば下痢が止まらないとのこと

彼は早速病院へ行って治療をうけたが、原因は判らず、恐らくウィルス性腸炎だろうとのことだった

そのウィルスは貝などから口に入り感染するという

週末の得意先との会食を思い返してみた

生ものは刺身類だけで、その他に魚介といったら亀の手だけだ


亀の手を茹でたものが供されたのは覚えている

見た目にはグロテスクな貝類である(正確には甲殻類)

大皿に供された亀の手を得意先と一緒に食べていたが、「なんかじゃりじょりする」という言葉に驚いて見てみると、なんと殻のまま食べていた

亀の手の下側に忍者の手甲の様な鎧をまとっている部分である

それをみて、「それは食べられないよ、こうして手甲の部分を剥いて出てきた身を食べるんだよ」と見本を見せて何個か食べた


知らないとは、こういうことである

始めて食べるのなら食べ方を聞けば良いのだが、目の前にいる地元の得意先の食べ方を見て真似したようだった


始めてタイに行った時、地元の人しか行かないという海軍経営のレストランへ連れて行ってもらった

チャオプラヤ川のほとりにある涼しいレストランだ

そこで供されたのは有名なトムヤムクン

椀に取り分けて頂いたので食べてみた


スープは酸っぱさと辛さと甘み旨味が絶妙で美味しかった

海老の事をクンと言い、勿論美味しかった

問題はその他の馴染めない香草類、当然食べられると思い頬張ってみるがとても硬くて食べられない

日本人は供されたものを残すのは失礼と考える民族であるので、無理して飲み込んだ

当然、お代わりはご遠慮申し上げた

後日恐る恐る尋ねてみると、香草類は風味付けなので食べないのだという

お腹こそ悪くならなかったが、知らないとは、こういうことである


後輩はお腹も良くなり出勤してきた

これで、1つ学んだようだ


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