スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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テニス4大大会&USオープン2014

2014-09-09 09:15:58 | 日記・エッセイ・コラム

 今年の全米オープンテニス〔8月25日(月)~9月9日(火)〕での錦織圭選手の活躍が、新たに発生した社会現象のように、新聞やTVで持ち切りとなっています。それも無理からぬ事で、先ずは、4回戦で世界ランキング5位のミロシュ・ラオニッチ選手(カナダ)を下して清水善造選手以来の日本男子シングル92年ぶり全米オープンベスト8進出という快挙を達成。続いて、準々決勝(ベスト8)で、今年の全豪オープンの優勝者、世界ランキング3位のスタン・バブリンカ選手〔スタニスラス・ワウリンカ;Stanislas Wawrinka〕(スイス)を下し、ベスト4に進出したこと。この盛り上がり様が物凄い。全米大会では1918年大会の熊谷一弥選手以来96年ぶりのベスト4入りということが拍車を掛けたものと思われます。
 更に、9月6日に行われた準決勝で、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)選手を破り、4大大会で初の決勝進出となり、熱狂ぶりに輪をかけているようです。新聞では一面トップの扱いです。
 決勝戦は世界ランキング14位のマリン・チリッチ選手(クロアチア)との対戦で、両選手とも初優勝を賭けて、8日午後5時(日本時間9日午前6時)から行われました。

決勝トーナメント表

 結果は、マリン・チリッチ選手が勝利し、残念ながら錦織選手は準優勝となりましたが、この成績は日本テニス史上初の快挙です。

ファイナル結果


 テニスについて、特に詳しい訳ではないので、4大大会について調べてみました。

 日本に初めてテニスが紹介されたのは1878年(明治11年)でした。

 テニス4大大会とは、全英オープン(The Championships)、全米オープン(U.S.Open)、全仏オープン(Les Internationaux de France)、全豪オープン(Australian Open)の4大会を指します。

 これら4大大会全てを同一年内に制することを年間グランドスラムと呼び、今までにシングルスでは男子2名(ドン・バッジ、ロッド・レーバー)、女子3名(モーリーン・コノリー、マーガレット・スミス・コート、シュテフィ・グラフ)が達成しています。

 また、選手成績通算でこれらの大会を制することを生涯グランドスラムと言い、同、男子3名(フレッド・ペリー、ロイ・エマーソン、アンドレ・アガシ)、女子6名(ドリス・ハート、シャーリー・フライ、ビリー・ジーン・キング、クリス・エバート、マルチナ・ナブラチロワ、セリーナ・ウィリアムズ)が達成しています。

 日本の杉山愛選手は、ダブルスでの生涯グランドスラムに全豪オープンを残すのみと迫っていましたが、2009年9月27日からの東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント出場を最後に引退し、生涯グランドスラムを達成することはありませんでした。

 4大大会の開催場所や時期、日本人選手の成績についてはどうしょうか。(開催時期順に表示)

【1月】
 全豪オープン(Australian Open:1905~)毎年1月後半に開催され、4大大会の中ではその年最初の大会。シーズン開幕早々の時期であり、欧米の選手にとっては時差や気候の違いもあることから、番狂わせがおきやすい大会と言われる。会場のメルボルン・パーク(ハードコート)は開閉屋根付きのセンターコートが有名。

<日本人選手の成績>
(シングルはベスト8以上、ダブルスは優勝)

男子

1932年 佐藤次郎;ベスト4
2012年 錦織圭  ;ベスト8

女子
1973年 沢松和子;ベスト4
1994年 伊達公子;ベスト4

【5月】
全仏オープン(Les Internationaux de France:1891~)パリの名所ブローニュの森の隣接するスタッド・ローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)で、5月末から6月初めにかけて開催されます。クレーコート(赤土)で行われます。クレーコートはバウンドが遅いためラリーが長く続き、過酷なトーナメントと言われています。

<日本人選手の成績>
(シングルはベスト8以上、ダブルスは優勝)

男子

1931年 佐藤次郎;ベスト4
1933年 佐藤次郎;ベスト4

女子

1995年 伊達公子;ベスト4

混合W

1997年 平木理化・パートナーはブパシ(印);優勝

女子W

2003年 杉山愛・パートナーはクライシュテルス(ベルギー);優勝

【6月】
全英オープン(The Championships:1877~)通称「ウィンブルドンWimbledon」(開催地ロンドン)は、4大大会の中で最も長い歴史を持っています。伝統を重んじ、白色のウエアの着用が義務付けられています。芝のコートで開催されるためバウンドが速く、サーブの強い選手に有利と言われています。オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブを会場とし、6月最終月曜日から2週の日程で開催されます。

<日本人選手の成績>
(シングルはベスト8以上、ダブルスは優勝)

男子
1920年 清水善造チャレンジ・ラウンド決勝<現在のベスト4に相当>(前年優勝者への挑戦権決定戦)
1995年 松岡修造;ベスト8

女子

1996年 伊達公子;ベスト4

女子W

1975年 沢松和子・パートナーはキヨムラ(米);優勝
2003年 杉山愛・パートナーはクライシュテルス(ベルギー);優勝

混合W

1934年 三木龍善・パートナーはラウンド(英);優勝

【8月】

全米オープン(U.S.Open:1881~)アメリカ・ニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウのUSTAナショナル・テニス・センター(ハード・コート)を会場として、毎年8月の最終月曜日から2週間の日程で行われます。

<日本人選手の成績>
(シングルはベスト8以上、ダブルスは優勝)

男子

1918年 熊谷一弥;ベスト4

女子

1975年 沢松和子;ベスト8
1993年 伊達公子;ベスト8
1994年 伊達公子;ベスト8

男子W

1955年 宮城淳/加茂公成; 優勝

女子W

2000年 杉山愛・パートナーはアラール(仏);優勝

混合W

1999年 杉山愛・パートナーはブパシ(印);優勝



【関係サイト】

公益財団法人日本テニス協会





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