宮内庁管理となっている王塚古墳を訪ねました。(2014/4/9/SUN)
時々買い物に行っているスーパー近辺の住宅地の中に、このように巨大な前方後円墳があるなんて思いもよりませんでした。
古墳の周りは、吉田郷土区域整理時に史跡公園とし、大塚公園として整備されており、この日も多くの人が余暇を楽しんでいました。
王塚公園の中央で公園の大半を占める古墳は、5世紀から6世紀前半頃、大和時代の明石平野の豪族の墓とされていますが、用明天皇の第三皇子である当麻皇子(たぎまのみこ、たいまのみこ)の妃、欽明(きんめい)天皇の皇女である舎人皇女(とねりのひめみこ ~603年)が葬られた赤石檜笠岡とされる説があります。このため、陵墓参考地として宮内庁所有となっています。
全長102m、周囲に堀をめぐらしており、明石川流域最大の前方後円墳です。
宮内庁所有・管理となっているため資料が少なく、想定ではあるが、墳丘には円筒埴輪列を有し、内部主体は竪穴式石室とみられています。
過去には周辺にいくつかの古墳群があったとのことですが、都市開発のため現在は無くなっています。
【関係サイト】
○ 神戸まるごと田園ミュージアム構想-西区版-王塚古墳