えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

これ降りようかと

2019-10-03 | X3(F25)
我々の世代、車に注ぐ情熱に温度差あれど、平均点はかなり高い。
そんな世代のスーパーカーが未だに好きな者であれば、車の美しさを追及するのは致し方ありません。

元来、低めの車が好きです。
やはり地を這う様なシルエットはたまらない。
乗り降りのしやすさや、実用性といった意味では2歩も3歩も劣りますが、ドライバビリティといった点では一歩抜きんでるのは共通の意見でしょう。
そんな私がSAV(SUV)に乗って思うのは、大方のSUVはシティ派になっているという事。
もちろんそのタイアパターンを見れば一目瞭然ですが、MスポやRラインなどスポーツモデルが良く売れているのですから周知の事実でしょう。
ではなぜ少し背の高いSUVが売れるのか、、「見晴らしが良く低い車を見下ろせる」といった側面があるからでしょう。

走りが普通のセダン並みに良いからかえって違和感があります。
何のためにこんな脚なのか?
この脚を持っていて、なぜこのヒップポイントなのか?
GTI並みに速いって本当か?と踏んでみての中間加速には驚きました。
こいつは嘘偽りなどございませんでした。
しかし、そんなに走らせたい方がこの重いボディを操る必要があるのかとか、、色々と考えます。

正直、あのヒップポイントはクロカンの為にある。
姿形だけでなく、そのメーカーの持つ方向性にも左右されるのでしょう。
ヴェラールなどは、F25のMスポなどとは一線を画す脚であると予想します。
やはりBMWやメルセデスなどでスポーツモデルとしてラインナップさせているものは、あまりに乗用車的過ぎます。
もちろんそこが売れるお約束なのでしょうけれど、私には少しでも背の高い車に乗る意味を見出せない。

あの目線で走ると、その昔マークⅡでのゴルフエクスプレスあたりの走りはお手の物ですが、それ以上に走りたいとは思わない。
あれほどのエンジンを持つが、踏みたいと思わない。
とどめを刺すならば、このF25に美しさを見出せないのです。
元来低い車が好きなのですが、ワゴンやSUVなどに乗ってみれば、愛着と同時にその隠れた美しさを見つけられると思っていたのです。

今回、スモークテールを施工してみて達観しました。
この車両、幾ら弄っても自分の好く方向へは持っていけないのだと。
見た目においても、その走りのテイストにおいても違和感が出続けております。
この車両を、スマホをはじめ、カメラなどでも撮ったりしないのは、自分の好きなアングルがないからなのだと気付きました。
私とっての車って、使い勝手やその色気だけではないのだとつくづく実感したのでした。
取りあえず、降りる事にしようと思います。
速くて、静かで、広くて、見栄えも上々のX3(F25)ですが、私のスポーツマインドを刺激しないのでした。

ステアリングに全く癖が無く、クラウンよりも国産車のようです。
このあたりの輸入車は、極めて国産車に近いと感じます。
輸入車の持っていた「味」みたいなものはどんどんと薄れ、今やそんな事を差別化には使わないのだと指摘されそうですけれど、、
国産車に試乗し、X3よりこれの方がBMWっぽいと感じたほどに無色透明なF25。
よって私は、近くF25を降りようと思うのです。


こちらは素晴らしいコラボ「COROLLA TREK」
コメント
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