えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

ルノー・アルカナ(試乗編)

2023-01-21 | 車関連
今年度JCOTY(日本カーオブザイヤー)に輝いたのは日産サクラで、輸入車部門ではヒョンデ(現代)のアイオニック5となりました。
この二台はご存じの方も多いと思いますが、私が選定委員の票を見て気になったのがルノー・アルカナでした。
プジョー308は1ポイントも取れなかったのですが、アルカナは70ポイントも稼いだのです。
竹岡圭さんにつきましては、10点を入れた程です。

何が凄いのか、気になっての試乗です。
先ずは、どのような点が評価されたかと聞いてみると、しっかりとした2モーター式HVで、輸入車のこのクラスとしては価格を抑え実燃費が高いところ。
更には、モーターからエンジンがかかる際の自然さと言います。
そしてそれを積んだのが、全くのブランニューモデルというところが評価されたと感じます、との事。
さて乗り出してみれば、しっかりとした剛性感を感じるボディに良く動く脚は、1クラス上の車に乗っている様な感覚です。
ありきたりの表現ですが、これは疲れない挙動をするのだろうと感心しました。
そしてモーターからエンジンがかかる瞬間の自然さは、よくよく五感を研ぎ澄まさなければ分からない程。
常識的な運転をしていると、BEVかと思うほどに自然で静かです。(外では排気音はしているのでしょうけれど)
ブレーキ回生の強モードが付いており、ワンペダルとは言わないまでも、飛ばした際の減速には有効であると感じるものである。
必要にして十分、小気味よく走ります。
では踏んでどれくらいの加速かと言えば、そこは1.6Lエンジンであるのは事実。
ただ、このボディに1.6Lで十分と感じさせるもので、エンジンの雑味を感じない事は特筆すべき点である。
HVに乗って何が嫌だって、加速をした際の安っぽいエンジンフィールです。
あれを感じさせず、切り替えがいつ起きたかさえ分かり難いほどに洗練されているのは、他社に見習ってほしいと思うほどです。
94馬力のエンジンと49馬力ほどのモーターの組み合わせ、数値的には何でもないが、これらをとても上手に使い制御しているのだろうと感じます。
SUVのクーペというジャンルに限らず、Cセグを検討されている方であれば一度乗って損はありません。
乗せていただいたのは、429万円のフルハイブリッドです。
399万円のマイルドハイブリッドもありますが、その性能差は大きいものでお勧めは間違いなくフルハイブリッドでしょう。

そしてアルカナではちょっと大きいという方には、キャプチャーにも同様のシステムを積んだモデルがあり、389万円というプライス。
ルノーフルハイブリッドシステムを味わうには、燃費性能までも含めればリーズナブルであると感じました。

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