えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

愉しさと所有欲

2021-09-04 | MINIクラブマン
新しく選ぶ車には、それぞれの特色がある。
当然にそれがその車の魅力の一つとなるわけですが、その魅力を感じる感覚が鈍くなったのだろうか、、
決して自身のセンサーが疎いというものではないと信じたい。

今の様に車を簡単に買い替えたりしない時代、その車の魅力を味わい尽くしたと思います。
今思い返して、味わい尽くしたと言いきれるのはFC3S(二代目セブン)やE46(3シリ)、MK5(5型GTI)です。
これらの車に限らず、私の車に対する愛情は長く続いていたと思う。
いつから違ってきたのかと思い起こすと、
自身の車だけでなく、他人の車のお手伝いをする頃から、車に対する感覚が違ってきたと感じます。

その昔、いたずらに新車のカタログをもらわないというのは、車好きの間では定説でした。
つまり新しいカタログをみて気に入ってしまったならば、もう我慢が出来なくなるといったことを避けるためです。
今の時代、ネットに溢れかえる情報に、大して興味がなくとも目にしてしまいます。
新しい情報が次から次へと入るわけですが、情報量が多すぎて入り込まない作用もあるのかもしれない。
その昔に、欲しい車など次から次へと出てくるわけではなかった。
自分の今の買い方は、欲しい車というものが、興味のある車に変わってしまったのかもしれない。
更には、いろいろな車を代車や試乗、またはお借りして経験し、良いものを知りすぎたという側面もあるでしょう。
圧倒的に影響を受けたものとして、987ケイマンがあったのは明らかです。
あの後、718ケイマンに試乗して、買うならばこれだと内心誓ったものです。

ポルシェほどの刺激ではありませんが、M135iは本当に私の感性に合っていたと思います。
987の2.5よりも圧倒的に速いのですから当たり前かもしれません。
速いだけでなく、そのフィーリングは非の打ち所がないものでした。
なぜ売ったのか、それはF20の所有が3度目だったという事と、家族からの受けの悪さでしょう。
値が上がったのはもちろんですが、乗り続けても損などしない車両です。
決定的なことは、大好きなスタイリングではありましたが、やはり目には飽きていたのだと思います。

家族の意見と、そのスタイリングで決めたクラブマン。
本当に、私のF54はキマッテいます。
しかし、走って楽しい車ではない。
これが、ハードなドライビングに向くポジションや視界を持たないことが影響するのか、それともハンドリングやエンジン特性の問題なのか。
おそらく、そのすべてが組み合わさったちょっとしたチグハグ感、それが私の好みではないのでしょう。
しかし面白いのは、所有欲は満たされるというのはMINIの特徴かもしれません。
今回、淡白なゴルフヴァリアントも視野に入れていたくらいですから、慣れられるものと踏んでいます。
この車には熱を入れず、淡々と所有し下駄になるまで乗る。それが偽りなき今の願いです。

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