「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

テスト結果を張り出した。

2006年12月14日 | 今日のお仕事 
ウチの塾では、学校の定期テストや塾で行う模擬テストの結果を教室内に張り出します。
全員ではなく、平均点以上などの成績上位者のみで、各教科+5教科合計の6項目です。

最近は個人情報の取り扱いが厳しくなっているので、事前に生徒と保護者から
了解を得て行っています。
また、当事者以外の目に触れないように気を配っているつもりです。

学校では、なるべく競争を煽らないような指導がなされているようなので
生徒にとって、成績表を張り出すことは新鮮に感じられるみたいです。
ほとんどの生徒が何かしら名前が載るので、嬉しそうにしていたり
他の子と競争したりして、いい励みになっているようです。(^^)

たぶん、学校は「個性を尊重し差別をなくす」という考えから
競争は好ましくないというスタンスなんだろうなあ。
でも、実社会は競争社会だし、競争によって個性を伸ばすという
側面もあるのだから、教育の場で競争を避けようとするのは
どうかと思っています。

「勉強ができる子」「足が速い子」「歌がうまい子」など、
競争することによって才能が磨かれていくはずです。
子どもたちをいろいろな面から見て認めてあげることが
必要なんじゃないかなあと思います。

塾だと、どうしても「学力」という1つのモノサシで生徒を見てしまいがちです。
でも、「数学は苦手だけど国語のセンスはすごい!」とか
    「英単語は覚えてないけど、歴史はかなり細かいことを知っている!」とか
それぞれの生徒たちの個性をよく見て伸ばしてあげられたらいいなと考えています。


今日は、いつも名前が載らない少年が
「センセー、オレ、今回国語で名前出てたの見た~?(*'-'*)」と言ってきました。
「見たよ~。頑張ったね~。(*^^)b」と言ったら
「オレ、次は社会も頑張ってみる。」と上機嫌で帰って行きました。

やる気さえあれば、いくらでも伸びます。
次回も楽しみです。