「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

文法用語

2006年12月28日 |   中2 
最近の中学校の英語の授業では、文法用語を使わないらしい。

英文法を説明するときに、「be動詞」「助動詞」と言っても通じない。
たから、それぞれ「is、am、are、(was、were)」「willとかcanなど」というふうに
いちいち回りくどい説明をせざるを得ない。
そのつど、「この単語をbe動詞っていうんだけど…」って説明するんだけど
低学年ほど覚えるのは無理みたい。

「be動詞」「助動詞」のように日本語になじみのない品詞ならまだしも
「主語」「動詞」みたいな日本語の品詞にあるものすら理解していない。(_ _lll)
仕方がないから
「『~は』『~する』という順番で単語を並べます。日本文の最初と最後の部分ね!」
なんて言っていますが。
簡潔に説明したくても、なかなかうまくいかずジレンマがあります。

「国文法なんて、何の役に立つの?」
とよく中学生から質問を受けますが、おおざっぱでも品詞を理解していると
英単語の使い方を理解するのが速くなるのになあ、と思います。
(もちろん、日本語と英語では品詞の分類が若干違うので
 必ずしも理解を助けるとは限らない場合もありますが)

今日は中2に「sleep(眠る)」と「sleepy(眠い)」の違いを説明しましたが
国語が苦手な生徒はちょっと苦しそうでした。

一方、かなりしっかり勉強している中3の生徒から
「easy(簡単な)」と「easily(簡単に)」の違いについて質問を受けましたが
いろいろ説明した後「『形容詞』と『副詞』ってことか」とあっさり終了しました。

専門用語は、覚えるまでは大変だけど、知っていると楽になるのにな。