「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

新指導要領

2010年03月31日 | 今日のお仕事 
今日の新聞に大々的に取り上げられていましたが
来年(平成23年度)から小学校、再来年から中学校で教科書が新しくなります。
今はそれに向けての移行期間で、中学校ではすでに数学や理科で
内容が増え、それに合わせて授業時間も増えています。

でも、様子を見ていると、今までのんびりゆっくりやっていたのが
急にスピードアップというのは難しそうです。
単純に授業時間を増やすだけでは「ゆとり」に慣れきった生徒に対応できない感じ。

たとえば、算数の教科書の影響で、ちょっと難しい計算問題を見ると
「電卓貸してくださーい!」と言ってくる生徒の多いこと!
この体質を変えることが今さらできるのかなあ…。

10年前に現場の先生方が猛反発したのを通して
やっと慣れたところでコレっていうのもヒドイ話だと思う。
そして、いま高校生くらいの世代が社会に出ると苦労しそう。
誰も責任を取ってはくれないんだろうけど
この10年で失われたものって、けっこう大きいと思うなあ。

当塾でも、学校に合わせて、これまで以上に内容の濃い授業になる予定です。
単に教える量が増えるだけじゃなく、あらゆるニーズにできる限り対応していく!
とボスが息巻いています。
その情熱を見習って私なりに頑張ろうと思います。

小学教科書、理算3割増=さらに厚く、ゆとり脱却-新指導要領に対応・文科省検定(時事通信) - goo ニュース