『北京・故宮博物院展』

今日は近代美術館へ『地上の天空　北京・故宮博物院展』に行ってきました。

紫禁城で暮らした后妃や宮女たちの華麗な生活をつまびらかにするような
調度品や宝飾品、絵画や書物など国家一級文物を含む約２００点が展示されいたのですが
高貴な人々が使うに相応しく、手が込んでいて美しい品々に感心しました。

びっしりと鮮やかに刺繍が施された衣服も、宝玉を使い細かい細工が施された髪飾りも
ひとつひとつに丁寧に模様が入っている工芸品も、すべて日常的に使われていたと思うと
やはり一国の王（しかも大国）ってすごい力を持っているんだなと思いました。
西欧製のからくり時計なんかも展示されていて興味深かったです。

他にも、子供用のトラ帽子とか、水晶製のマッサージローラーとか
中国語の隣に何語で書いてあるかわからない文字が並んだ印とか
おみくじが出てきそうな（←「大吉」と書いてある）金製の瓢箪型香炉とか
使い方が気になる手動計算機とか、同じく使い方が気になる水滸伝人物のカードゲームとか
闘獣見物中に熊に襲われそうになった図の檻の中の動物は何なのかとか
「百子図」には本当に百人の子供が描かれているのかとか
興味をひかれるものがいろいろありました。

会期中最初の日曜日とあって思った以上に混んでいましたが
ひとつひとつをじっくり見ることができてよかったです。

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