まだ若いのに

居残り自習の監督をしていたら
１人の少年が手を上に挙げて伸びをしながら
「センセー、肩凝りってどうやったら治りますか。」という質問が。

専門ではないですが、私も肩凝り持ちなので辛さはわかる。
「肩から腕を回してみるとか…。肩甲骨を動かすと良いらしいよ。」
とアドバイスしたら、しばらく肩を動かしたり叩いたりしていましたが
「少しラクになったけど、まだツライ。」とのこと。

「姿勢が悪いと治らないし、肩に力が入っていても良くないよ。」
と言って、肩の力を抜いて正しい（と思われる）姿勢で座らせたら
肩の位置が左右で明らかに違っていました。

様子を見守っていた他の生徒たちもザワザワするくらい衝撃的だったようで
「マッサージのプロのところへ行ったほうがいいよ。」とか
「温泉のところにあるマッサージチェアに座ってこい。」とか
いろんな声が飛んできました。

その中で衝撃的だったのが
「ハリを打ってもらうと効くよ！」という声。

「ハリ？」とハテナマークが飛び交う中
その少年は両親と共に鍼灸院でハリを打ってもらった話を披露。
両親のついでだったらしいですが、それにしたって
中学生にしてハリ経験者とは。

肩凝り持ちの少年は、彼の話を聞いて
「オレ、ハリはいいわ。 マッサージの店さがそう。」
と言っていました。まあ、気持ちはわかる。