「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

盛りだくさん過ぎる

2021年04月28日 | 今日のお仕事 
中1英語でやっとLesson1の本文に入りました。
学校ではまだそれ以前の
アルファベットとか基本の単語のページを学習しているみたい。
それに関しては例年通りなのでいいのですが
とにかく、新教科書の内容と現実の生徒のレベルとの差が激しすぎて・・・。

Lesson1の最初の単元はbe動詞(am/are)と一般動詞の肯定文。
なんですが、本文中に複数形名詞とa/anが出てくるけど生徒は「?」って顔するし
日本人の名前は姓と名どちらが先?というのも生徒によってバラバラだし
準拠版のテキストにしれっと短縮形(I'mとYou're)が出てきても生徒たちポカーンだし
単純に、知ってることになっている単語が多すぎるだけの問題じゃない!

いちいち初めから生徒たちの疑問に答えていたら
全然授業が進まないし、ハナシがあちこちに飛ぶし
効率が悪いったらないわ・・・。

今年の中1生徒たちは、去年の中1生徒たちと比べると
聞いたらわかるレベルの単語、言える単語が多くて
英文・英単語を聞いて言うリピート能力は高いけれど
アルファベットを書く能力、見てわかる単語、文法的な知識はほぼ変わらないようでした。

結局、今日のところは
英語と日本語では単語を並べる順番が違う
英文ルール(大文字で書き始めピリオドで終わる/語と語の間をあける)を守って書く
の2つがメインみたいになりました。
半数はとっくにわかっていて、半数は何度言っても無頓着。
去年までより差が激しいなあ・・・。

中学の英語が難しいと感じている生徒がかなり多く
「小学校の先生のせいだ!ちゃんと教えてくれなかったから!
と文句を言う生徒もいましたが
そこは先生のせいじゃないと思うと擁護しておきました。

20年以上、中学の英語の教科書を見てきましたが
こんなに大きく変わったのは初めてだし
こんなに扱いにくくなった、ゴールがわかりづらくなったのは初めてです。
英語嫌いが増えそうな予感しかしないので、なんとかしたいなあ。