「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

短縮形

2021年05月21日 | 今日のお仕事 
中1英語は今までの塾講師歴の中でいちばん苦労しています。
「小学校で既習済み」となっていることが
実際は習っていないということが多すぎる。
小6英語を去年1年間みていたのでわかってはいましたが
中1の教科書がこれほどとは・・・。

今日はbe動詞の否定文と一般動詞の否定文(どちらも主語はI、You限定)を学習したのですが
元の英文にam/areがあったら直後にnot、なかったらI,Youの直後にdon't
を定着させるのがかなり難しかったです。なぜなの?

様子を見ていると、どうやら英単語を見慣れていないために
1文の中にamがあるか、いちいち確認して、そのわりに見逃すという。
Iの次がamという法則にもまだ気づいていないのかもしれない。あんなに言ったのに・・・。

年々、生徒たちの注意力・読解力・理解力が低下しているところへ
この無茶苦茶なカリキュラムで追い打ちをかけている気がします。
「会話重視」を念頭に置いた教科書らしいですけど
この調子だと幼児レベルの会話にとどまりそうなんですけど・・・。

そんな生徒たちの小テストより。
定番の短縮形を書かせる問題をやってみたら、斬新な短縮形が続出。


惜しいね!非常に惜しい!


そこじゃないんだなー。それだとyouaまでが1つの単語ってことになるよ。


だ、大胆ですね。短縮というより省略では?


どこを短縮したのか教えて?

他にも、こういうのもありました。

・・・ 


!? 

授業中に理屈を説明したので、できている生徒もそれなりにいましたが
実は習ったことになっています、と話したら大ブーイング。
「教科書にはまだ出ていない!」と言うけど(そしてそれは正しい)、
ワークにはシレっと出てきているのがその証拠です。

小学校では書く練習はほとんどしてこなかったけど
目にする機会は多かったんだから書けるだろう、なんて考えは彼らには通用しません!

1回目の定期テストは、やはり、中1クラスがいちばんコワイな~。