「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

柚子茶

2016年12月21日 | 今日の1品 
今日は冬至
1年でいちばん日が短い日、というものの
天気がよくてポカポカと暖かかったので
そんな感じが全然しませんでした。
星も綺麗だしね。

バタバタしていたのでカボチャを食べなかったし
柚子湯にも入らなかったのですが
柚子茶のもとを買いました。
風邪予防にもノドにも良さそうなのがgood
ホットもアイスも可、ということで
チビチビと消費しようと思っているけど
あっという間になくなりそう。

宿題は家で

2016年12月20日 | 今日のお仕事 
来週から冬期講習会が始まります。

中3クラスにはだいぶ前から言っていたのですが、他のクラスの生徒たちにも
いつもと曜日や時間が変わること、すなわち時間数が増えることを伝えました。

すると、開口一番「なんでですか?」と質問のカタチをした抗議を受けました。
いろいろと言い並べても聞かないだろうなあ、と思ってしまったこともあり
「冬休みだからです。」と、とりあえず答えておきました。
納得はしてなさそうでしたが、受け入れてくれたようです。

だいたい、時間数が増えることは予定表を配った時点で気づいていたハズなので
いまさらなんだよなー。
決定事項が覆らないことをわかったうえでの意思表示、なんでしょう。
だから、あっさり次の質問がとんできました。

学校の宿題をやる時間はありますか?
学校の宿題は、家でやってください。
そう言っったところ
「プリントが難しそうで1人でできる気がしない。
「宿題が多くて遊ぶ時間がなくなるからムリ。
「授業が増えるんだったら、少しくらい宿題の時間にしてもいいじゃないですか!ケチ!
ケチってなんだ! と思ったけど、そこは頑張ってスルーしました。

それにしても、いちばん多かったのは
「家だと勉強できない!という声。
誘惑が多すぎることもあるし、勉強に対するモチベーションが低いというのもあるんだろうな。
でも、中学生にもなって、家で1人で勉強できないってどうかと思います。
少なくとも入試を迎えるまでには、2、3時間くらい余裕でできるようになってほしいなあ。

センセイのコトバ

2016年12月19日 | 今日のお仕事 
昨日、三者面談をしていたときに小耳にはさんだ学校の先生のコトバ。↓↓↓

中3の今ごろになっても、まだ気が緩んでいる中3生全員に向かって
日曜日は8時間くらい勉強してください。」

多い生徒だって4、5時間。多くの生徒が毎日30分から1時間くらいで
中にはゼロという生徒もいるというのに。
「学年プラス1時間」という数字だって絵に描いたモチなのに
そんな現実味のない数字を出されても…。

保護者の方から「どう思います~?」と意見を聞かれ
生徒からは「あのセンセイ、脳ミソどうかしてる。」と愚痴を吐かれ
どんな文脈で出た言葉かわからなくても、これはないわ~、と思いました。


昨日同じように中3クラスの三者面談を実施していた知り合いの塾の
塾長先生がウチのボスにしてきた愚痴電話で聞いた先生のコトバ。↓↓↓

内申点(通知票)を考えても模擬テストの点数を見ても
今さら、どう考えても第一志望校は合格不可能な生徒に向かって
死ぬ気で勉強しなさい!!」

その言葉を鵜呑みにした保護者が
「学校の先生にそう言われたので、死ぬ気で頑張らせますのでお願いします。」
冬期講習会(中3講座)を申し込んできたのだそうです。
塾長先生いわく、
「受験勉強で死ぬとか、ないから。『討ち死にしますよ』『ムリですよ』って意味だろ?
 そんな状態なのに、希望を持ってウチに来られても困るよ…。しかも今頃…。」

その困惑、よくわかります。これが半年前ならまだなんとかできたかもしれないけど
あと2ヶ月半じゃ、取り返せる部分が少なすぎる。
このセンセイも、もうちょっとマシなアドバイスはなかったのかなあ。

私も面談でいろいろな言い方をするし、よく考えているつもりだけど
発言には気をつけようと思いました。

最後(仮)の三者面談

2016年12月18日 |   中3 
今日は昨日に引き続き、休日返上で中3クラスの三者面談を行いました。
志望校を決定する、彼らにとって最後の三者面談。

多くの生徒がこの前の模擬テストで合格確率80%を超えていて
学校の面談がすでに終わっていることもあり
おおかたすんなりスムーズに進みました。
しかし、一部の生徒はまだ志望校に届かず、あきらめることもできず
年明けの模擬テストの結果を待つことになりました。

受験生としての自覚が十分な生徒と
まだまだまったく準備ができていない生徒と
いつのまに、こんなに差がついたんだろうというくらい
個人差が激しく、頼もしく思ったり不安に思ったり。

最後の面談として、精一杯のアドバイスをしましたが
どの生徒も、悔いなく初めての受験に挑めるように
残された時間を有効に活用してほしいです。

体温は高めですが

2016年12月17日 | 今日のお仕事 
クリスマス目前にして、それなりに雪が降りました。
最高気温は5℃に届かず
生徒たちからは「センセー、スカートなの?寒そう。」なんて
心配されるくらいに冷え込んできました。

それなのに、ある男子生徒は
ダウンコートを脱いだら下は半袖シャツ一枚で
「オレ、なんか今日は寒いかも。」なんて言うもんだから
「おまえ、バカなの?」と仲間たちから総ツッコミを受けてました。
そりゃそーだ。

他の生徒たちは長袖の体操着の下にも上にも重ね着をしていたり
厚手のセーターを着込んでいたりするのに
真夏と同じかっこうって、いったい何を考えているのやら。

結局、いったん脱いだダウンコートを羽織って
「これだと、なんか暑い。コレ、腕まくりしづらいな…。」と
ブツブツ言いながら授業を受けていました。

もう中学生なんだから、天気に合わせた服装くらい
自分で考えて着てきなさいよね。

嬉しい報告

2016年12月16日 | 今日のお仕事 
今週は週明けから、数人ずつ卒塾生が顔を出してくれていました。
卒塾以来初めて、という生徒や、保護者も伴って、という生徒もいて
驚いたのですが、内容はすべて嬉しい報告。
どの生徒もみな高校3年生で、進路決定の報告に来てくれたのでした。

国立大学、私立大学、専門学校と、進路はさまざまですが
みな推薦入試、つまり第一志望の学校が決まったということで
夢に一歩近づけたというピカピカの笑顔でした。
合格証明書や差し入れのお菓子を持ってきてくれた生徒もいたけど
その笑顔が何よりも嬉しかったです。

ハッキリ言って、私たちは高校入試のお手伝いをしただけで
そのあとの3年間は、ほぼ全くノータッチだったわけだし
学校の先生でもないのに挨拶に来てくれるなんて義理堅いなあ。
と、恐縮していたら
「高校に入れたから、この結果があるんだし。
「あのときあきらめずに頑張れたのは塾のおかげだから。
なんて言ってくれて、とても感激しました。

明日から実施する中3クラスの最後の三者面談でも
生徒たちが後悔せずに受験に臨めるよう
しっかりアドバイスしなくては!

そして、卒塾生たちが残りの高校生活と春からの新生活を
実りあるものにしてくれるといいなあと思いました。

絶対反対!

2016年12月15日 | 今日のお仕事 
補講に来ていた中3クラスの女子が「早くお正月が来ないかなあ。
とポロッと言ったので理由をきいたら「お年玉でスマホを買うから。
やめて!今すぐその計画は中止して!

私が思いきり反対の姿勢をとるのが気に入らない様子だったので
「スマホを持ったら必ず成績がガタ落ちするから。
 頼むから、買うのは合格してからにして。
 なんだったら、発表を待たずに入試が終わったその日でもいいし。」
とお願いしたら
「ムリ!卒業式の日にみんなとスマホで写真を撮りたいんだもん。
と言われました。
卒業式は入試の前々日。それまでに操作方法に慣れておきたいのだそうだ。
でもさあ、そもそも卒業式だからといって、学校にスマホ持っていっていいの?

とにかく、多くの生徒を見てきた中で、自分のスマホを持っていて
成績を高いところで維持している生徒はほんのわずか。
ほとんどの生徒が勉強時間や睡眠時間をスマホに明け渡し
成績どころか生活リズムも低調。
しかも、一度手にしたら二度と手放せない魔力があるようで。

もしかしたら、この生徒は誘惑に打ち克ち
スマホに取り憑かれずに受験勉強を全うできるかもしれない…けれど
かなり高い確率で3月のその日に後悔することになる。それは絶対イヤ。
今ならまだ間に合う。だから止めたい…のですが
私の説得には聞く耳を持たず、
「大丈夫だから!スマホは持ってるだけで、勉強ちゃんとやるし!
と言い張っていました。
そういう生徒をたくさん見てきたのだよ…。そしてみんな戻ってこなかった…。

最終的には保護者の判断によるしかないので、これ以上強くは言えませんが
せめて高校入試が終わるまでは、保護者にしっかり管理してほしいです。

性別は?

2016年12月14日 | 今日のお仕事 
中3クラスの英語の授業でのこと。
「疑問文に書きかえてYesで答えの文も書く」という定番の問題で
Mike has lived in Tokyo for three years.
というのがありました。
現在完了の文なので、hasを前に出すだけ。答えの文もhasを使えばいい。
迷うことが何もない、簡単な復習問題だなー、と思ったのですが
たまにウッカリして、答えの文をYes, I have.と書く生徒がいるので
ウッカリ防止の意味も込めて、念のため「マイクは男です!」とアナウンスしたら
「えー!なんで?かもしれないじゃん」と抗議されました。
その可能性はきわめて低いと思いますが。

「最近、男か女かわからない名前が増えてるじゃん!
と食い下がる生徒がいましたが、マイクはそんな微妙な名前じゃないと思う…。
オマケに、英語の教科書に少年として登場しているし…。

「それに、読み方がミケだったら女かもしれないでしょ!
まあ、ミケネコだったらメスの確率が高いですけど…。

どっちにしろ、Mikeという名が男か女か、ということは問題ではない!
男ならhe、女ならsheという単語を使って答えられるかどうかです。
というわけで、「マイクは男って設定で!」と言って黙らせました。

確かに彼らはクラス名簿も男女混合で
「名前を見ただけでは性別はわからない」という前提で生活しているので
こういう反応も仕方ないのかもしれないなあ。少し屁理屈が入っていると思うけど。

でも、そういえば、この前の模擬テストで
「文中のホワイト先生(Ms.White)について英文で紹介しなさい。」
に対して He is ~ . と書いていた生徒がかなりいたんだった。
返却されてから Ms なんだから She でしょ、と指摘したら
「ホワイト先生っていったら男でしょ!(←逆ギレ)」と
イメージで語る生徒がやたらたくさんいて辟易したんだった。

てことは、やっぱり、たいして考えてないんだな。
自分が間違えられたら「訴えてやる!」くらいの勢いなんだから
ちょっとは考えてほしいんだけどなあ。

着る

2016年12月13日 |   誤・迷答!
今年の小学生クラスは、人数が少ない割に優秀な生徒がそろっていて
ここでこぼすような愚痴ネタがありません。
せいぜい漢字の書き取りでこんなミス程度。↓↓↓

まあ、これでも間違ってないか、なんて
普段の行いがいいと、つい採点も甘くなります。(もちろんバツをつけましたが)

兄・姉の影響で入塾した生徒が多いせいで、次男・次女率がやたら高いのに
それぞれが友達同士ではないせいか授業中も静か。
文句も言わず黙々と問題を解いていくので、例年以上にテキストが進んで
時間に余裕ができすぎて困っています。
ちょっと難しい問題にも静かにチャレンジしてくれるし
スピードが速いのに正解率が落ちないし、先行きが楽しみです。

あとは、もう少し人数が増えると嬉しいんだけどなあ。

アンビリーバブル

2016年12月12日 |   中3 
中3クラスの三者面談を、予定を早めて始めました。
必要性の高い(=合格確率の低い)生徒から、こっそりと。
まあ、秘密にする必要はないんですが。

で、今日、志望校に全く点数が足りていないのに
家庭学習をしている気配がない少年の、
欠席分の補講をしているついでに、
送ってきた母親を捕まえて、三者ではなく二者面談を実施して
驚愕の事実が発覚しました。

あれだけ「ゲームやってる場合じゃない!やるんだったら勉強してからにして!」
と言い続けていたのに、勉強せずに寝る間を惜しんでオンラインゲームをやっていた
…というのは、ある程度予想通りでした。

学校から帰ってきて、ご飯を食べるまでの間、気づいたら寝てる
…というのも、よくある話なので想定内でした。

驚いたのは、ゲームと睡眠の次に時間をかけているのがお風呂だったってこと。
お母さんによると、朝、夕方、夜と、1日に3回入る日もあるとか。
しかも、1回あたり軽く1時間を超えるらしい。

髪が長い、潔癖性気味の、女子、というなら少しは納得できたかもしれないけど
野球部(ベンチウォーマー)、いつもぼんやりしている男子、だったので
あまりにも予想外すぎて、面談した同僚はしばらく二の句が継げなかったそうです。
我々も後で報告されて、信じられなかったもんなあ。

思春期特有のヤツなんだろうなとは思います。
が、もう少し勉強に時間と気持ちを振り分けてほしい…。
両親が共働きで、にぎやかな兄弟がいて、
彼の奇行に気づいても誰も止められない、とおっしゃっていました。
言っても誰の言うことも聞いちゃいない、と。
我々が言うことも聞いちゃいないんだろうな。

でも、このままだと確実に不合格への道を突き進むことになります。
なんとか軌道修正する手だてはないものか…。