My Favorite Things

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オペラ座の怪人・3月17日ソワレ

2007年03月17日 23時07分50秒 | 観劇

衝撃(?)の主役の交代に驚きを隠せなかった舞台から、1週間。
当初、これが私にとって最後となるはずだったオペラ座の怪人を観てきました。
(幸いに20日の楽日前日のチケットを入手できたので、もう1度チャンスがあります)
主役のファントムは先週と同じ佐野さんでしたが、今日の舞台はまるで別人のようでした。
声域の違いで出きらない部分とMusicの"C"の発音に目をつぶれば、先週とは比べようもないほど良かったです。
クリスティーヌ役で戻ってきた苫田さんも、相変わらず素晴らしい歌声です。
先週までの西さんも高いトーンが素晴らしいと思うのですが、私には彼女の声は張りつめた弦のようで、いつか切れてしまいそうな感じがしてしまいます。
苫田のさん歌声は、私は安心して心地よく聴いていられます。
今週初見の今在家さんのメグ・ジリー、これは何?という感じがしましたが、今日はそんなことには気が回っていませんでした。
オペラ座の屋上でのファントムがクリスティーヌとラウルの歌声に耳を覆うシーンから気持ちが入り込み始め、墓場でのシーン以降は完全にはまっていました。
Wandering Childの1人墓地で歌っている姿でホロッと来て、The Point of No Returnで2人の心の変化で息をのみました。
クリスティーヌがファントムに懇願するシーンからはいつの間にか涙が流れていて、このまま明るくなるのは、ちょっと嫌かなと思ってしまうくらいでした。
こんな舞台が観られるのなら、無理をしてもチケットを確保するべきでした。
今日で7回観ましたが、今回が一番泣けました。
千秋楽間近となり、カーテンコールも変わりました。
2周年記念と同様に、Overtureの後に降りた幕にファントムの仮面が浮かび、3月21日千秋楽の文字が浮かび幕が上がると、全員でMasqueradeが歌われましたが、普段はいないファントムがみんなと同様に踊っているのは、ちょっと不思議ですね。
佐野ファントムは以前ラウルを演じていたと言うことなので、違和感は無いのかも知れませんね。
高井ファントムの場合、どうなんでしょうね?
先月27日の舞台同様に、全員がスタンディングのカーテンコールは客席から佐野さんへ声もかかり、大変な盛り上がりでした。
オケの演奏が終わるとともに、ステージに全員が集まり、手を振りながらの退場で終わった今日の舞台。
今でも余韻に浸っています。
大満足の舞台でした。
残り1枚となった20日のチケット。
次回が、いっそう楽しみです。