My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

Les Misérables(レ・ミゼラブル) 2

2007年08月04日 23時54分00秒 | 観劇

私にとって衝撃的とも言えるほどの感動をした29日から、1週間。
再び、レ・ミゼラブルを観に帝国劇場を訪れました。
前回のチケットを入手してすぐに、e+貸切公演となっている4日ソワレでハーフプライスチケットが販売されるのを知り、すかさず申し込んだためにチケットを入手する事ができました。
とは言っても、e+の場合はチケットを手にするまで座席の位置が解らないため、16時にチケットを受け取るまでは座席の位置がどこになるのか、頭の中を巡っていました。
結局、前回同様に2階席最前列 ほとんど真正面の席でした。
ジャン・バルジャンの山口さんとエポニーヌの坂本さん以外のメインキャストは初見となり、どれほど印象が変わるのか楽しみでした。
2回目の今回は、前回感じたライティングの違和感はなく、ステージに集中する事ができました。
目が印象的な今さんのジャベール、正義感の固まりという印象を強く受け、歌声も素晴らしいですね。
エポニールの坂本真綾さん、On My Ownは前回とちょっと雰囲気が変わったような気がしましたが、素晴らしさは変わりません。
コゼットの辛島さん、ハイトーンが澄んだ声で耳に心地良く響きます。
アンジョルラスの岸さん、熱い青年革命家を見せてくれました。
テナルディエの徳井さんは、小悪党な雰囲気がピッタリですね。
阿知波さんのマダム・テナルディエもいい感じですが、前回観た存在感満点の森 久美子さんとの組み合わせは最強?でしょうね。
リトルコゼット、あのメロディを聴くとナウシカの中の一節(ラン、ラーララ、ラン、ラン、ラン・・・)が頭の中に響いてくるのは、私だけかな?
ONE DAY MORE ラストの『明日には解る 神の御心が 朝が 明日が 来れば』のフレーズは、2幕の様々なシーンを予感させてくれます。
ON MY OWN、BRING HIM HOME、THE SECOND ATTACKでのガヴローシュ、JAVERT'S SUICIDE、THE CAFÉ SONGと、2幕は泣かされるシーンの連続です。
ガヴローシュにしても、エポニールにしても、テナルディエ夫妻の子供でなかったなら、どんな人生が訪れたのだろうかと考えてしまいます。
ラストシーン、EPILOGUEでバルジャンが燭台のローソクに手を添えて火を灯すシーンあたりからは、穏やかに最期を迎えるシーンは忘れられないシーンです。
キャストの多彩さを理由にレ・ミゼラブルを観ずにいたのですが、キャストが変わっても感動できる作品である事を痛感させられました。
さて、楽日まで残りわずか。どうしたものか。

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