10月10日から日本化学療法学会(東京、台場)に行っていた。10日から左側胸部がなんとなく痛いような気がしていた。11日からははっきりと痛くなった。ずっと固い椅子に座っていたので、筋肉痛がとおもったが、どうも違い。帯状疱疹かもしれないと思い出した。電撃様の神経痛のはずだが、断続的な痛みではあるが、電気が走るようなとも言い難い。じっとしていると案外痛くない。動き出すと痛い。痛みが感じにくい姿勢もあった。最終日昼のランチョンセミナーを聴いてから帰途についたが、午後6時過ぎに自宅に戻って、左側胸部から背部にかけて水庖が散在していた。
病院に行って抗ウイルス薬をもらうことにした。当直の外科医にバルトレックスを処方してもらった。ちょうど急性腎盂腎炎の70歳女性が受診していて、入院させるところだった。化学療法学会帰りなので、さっそく尿培養と血液培養2セットを提出した。狭心症(ステンド留置)と糖尿病で循環器科に通院している方だった。先月休日の救急外来で頸椎偽痛風で受診して、3週間ほどNSAIDを処方して軽快した患者さんだった。
3か月から6カ月神経痛が続き、帯状疱疹後神経痛として持続する可能性もある。帯状疱疹ウイルスのワクチンを受けた方がいいかなと思っていたが、決断が遅いので間に合わなかった。