なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

代診をする

2012年10月18日 | Weblog

 消化器科医(女性医師)が体調不良で休んだため、消化器科外来の代診をしていた。もうひとりの消化器科医は内視鏡検査があるので、外来をみている暇がなかった。もともと私も消化器科なので特に苦にはならない。胃潰瘍の患者さんがピロリ菌の除菌療法後の結果を聞きにきていた。残念ながら尿素呼気試験は陰性になっていなかった。つまり除菌できていなかった。80歳以上なので、セカンドラインの除菌をするのもどうかと思われる。しつこく除菌にこだわらず、胃潰瘍維持療法を継続してもらうことにして、近くの診療所に報告書を出した。腰の曲がった逆流性食道炎の高齢女性は、ネキシウム・ガスモチンを内服して、症状がある時にはアルロイドG内服頓用となっていたが、朝の起きがけには症状が出てしまうという。なかなかとれないものですねえと、処方を継続しておいた。

 内科クリニックから58歳男性が紹介されてきた。昨日から発熱が続いて、血液検査で白血球数18000、CRP18と高値だったので、驚いて救急車で送ってきた。炎症反応の程度が必ずしも重症度と一致しないが、ある程度の目安にはなる。咳も少なく、胸部聴診でも所見がはっきりしないが、胸部CTで見ると右肺下肺野の肺炎だった。難聴と視力低下があり、理解力が生まれつきやや低下していると思われる患者さんだった。姉が付き添って来ていたので、病状を説明して入院とした。

 ちなみに、先週からの私自身の帯状疱疹はまだ痛い。バルトレックス内服も明日で終わってしまうが、この痛みはどこまで続くのだろう。

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