Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

Johannesburgトリビア

2013-09-24 00:00:00 | Cabin Pressure
キャビンプレッシャー和訳のJohannesburg、実は欲張ってもっと解説を盛込もうとしたのですが、なんと文字制限を越えてシステムに拒否されてしまいました。字数制限があると今まで知りませんでした。んんん・・・やはりポアロの動画まで貼ったのもいけなかったのかな、その解説も長くなってましたしねー いつもただの和訳のつもりで作業を始めるのに、単語や表現を調べてるうちに芋づる式に出て来るネタを、自分だけニヤニヤするのももったいないですし(笑)。

たとえば・・・



1 Cumbria/Barrow ダグラスがお菓子爆撃をした元妻の家は、スコットランドとの境、イングランド最北端の西の州Cumbriaで、Barrowはその州にある町です。その町は第二次世界大戦時にドイツ空軍から爆撃をされ深刻な打撃を受けたそうです。攻撃の数年前に有名なドイツの飛行船ヒンデンブルグ・ツェッペリン号が、町を低くゆっくりと飛んでたそうで、ドイツはそれを贅沢な観光旅行客を乗せていると報告していたそうです。ガーティーも低くゆっくりと飛び、「安全は予算面で妥協しない」と言ったマーティンにキャロリンが「バロー爆撃機から来た金持ちのような発言」と返した背景はそれなのですね。

それで、それでね、実はカンブリア州というのは1974年にいくつかの地域が統合されてできたんですって。その昔の地域のひとつがね・・・

カンバーランド!!

2 (Not) a Happy Bunny 英語の成句です。警告ライトがついてるのをダグラスが「ウサちゃんはご機嫌斜め」と今回は直訳してみたのですが、なぜBunnyなのかはわかりません。兎はいつもハッピーに見えるのかな?今回はOne man and his dog went to mowでしたがキャビンプレッシャーには頻出する子供の歌にも、Sleeping Bunniesという曲があります。兎が身近な存在なんでしょうかね。

3 Top Gear vs Top Gun アーサーのよくある似た言葉の取り違えも、8月にベネディクト出演でトップギアを知る人が増えた今、解説なしで笑いについて行けますね!クラークソンはあの時ベネディクトをインタヴューした人。マーティンはファンなのかな? アーサーが「トップギアに出て来る人みたい!」と話題を出しましたが、途中からトップガンになって、ラスト近くのダグラスの台詞まで引きずるのには驚きました。洗車で気分の落ちてるダグラスがマーティンにきびきびと「we have to get a move on.」と言われて返した台詞「you feel the need – the need for speed.」はトップガンの名台詞なんだそうで、トップガンを見たことない私は調べて「へええ!!」となりました。

4 You’re a demon with that chamois leather1番辛かったは訳はコレだったかも。シャモアという山羊みたいな動物の皮は柔らかく、ヨーロッパでは19世紀には手袋(そう言えば高級手袋の素材で山羊革ってあるけど、もしや山羊ではなく正確にはこの動物? )を初めとする服やバッグになったり、宝石や靴を磨く布のように使われ、そして掃除にも一般に使われて来たようです。ま、それでダグラスが洗車に使ってたはこの革で間違いないけど、何でDemon ??屈辱に耐えながら掃除布を持ってると悪霊のように暗い??実はドラマ「The Outer Limits/ アウターリミッツ」に「A demon a with glass hand/ガラスの手を持つ男」というエピがあり、シリーズ中最高傑作と言われているらしいので、これと関連あるのかずっと迷ってました。でもそのエピの内容との関連は見つけられないので、やっぱり関係ないみたいですね。

5 Desert Island Discs/ Luxury 和訳中にも書いたようにBBCの最長寿ラジオ番組ですって!キャビンプレッシャーも終わらないで欲しいけど、1942年から続いてるこの番組は去年70周年を迎えたとのこと、そんなにキャビンプレッシャーが続いたら、マーティンの、アーサーのそっくりな子孫が出て来そうですわw  あ、話がまたそれた・・・番組の内容は、毎週ゲストが「もし無人島に漂着するとしたら持って行きたい曲を8つ、本を1冊、贅沢品をひとつ」選ぶというものです。本に関しては、シェイクスピア全集と聖書またはそれに準ずる他宗教の書物は自動的について来るそうです。すごいなイギリス人にとってのシェイクスピア!聖書より優先!・・・・さらに余談ですが、ウィキのこの番組を扱った創作物リストに、キャビンプレッシャーは書かれてませんが、パレーズエンドの脚本トム・ストッパードの作品「The Real Thing」が出ていました。