THE HOUR 2

ドラマTHE HOUR で、フレディ（ベン・ウィショー）がベル（ロモーラ・ガライ）を「マニーペニー」という愛称で呼ぶのですが、それが００７ネタとは、１つ前の記事『ジェームズ・ボンド仕事の流儀」を読んで初めて知りました。告白しますと私００７をまともに見たのはスカフォールが初めてです（汗）。

さて、 「THE HOUR 2」見終わるのが辛くてゆっくりと60分エピ×６回を見てました。「1」では、50年代のBBCニュース番組THE HOURを舞台に、人気アナウンサー・ヘクター（ドミニク・ウエスト）とプロデューサー・ベルが不倫関係となり、その横にジャーナリスト・フレディが猫のようにピッタリはりついたおもしろい三角関係でした。その背景で、ヘクターの嫁の実家＝上流のお屋敷で狩りはするは、フレディの幼なじみも社交界でアンドリュー・スコット演ずる俳優と婚約発表するは、と見るだけでも豪華で楽しめるドラマでした。



「２」では、ヘクターとベルの関係は終わり、10か月不在だったフレディが戻って来たと思ったらなんと新婚。ベルにはITVのイケメン（トム・バーク）が接近中、ヘクターの奥さんも動き出して、と主要人間関係がほんの少し複雑に。そしてBBCスタジオ以外に舞台となるのがイタリア人経営の高級ナイトクラブ・・・・

モテ男のヘクターがベルに振られて、奥さんにもついに愛想を尽かされアル中になっていくのは、私としては「いい気味！」なんですが、海外旅行中に、ベルが絵はがきに返事をくれなかったからってフランス人と結婚しちゃうフレディったら、「おい、しっかりしろよ」と言いたくなりました。シリーズ２のハイライトのひとつは、いつもスーツ姿で登場するフレディが自宅でほげ～～～っとまどろむ時、ダブダブのセーターにモモヒキ姿だったところでしたけど。

そして、フレディが結婚しちゃって実はしょんぼりベルなのですが、実に正統派の美人でセクシーなタイトなスーツが似合って、もちろん知的で気も強い、という攻めどころが難しいキャラなんですよね。それが殺人事件の責任は自分にある、とか自宅に侵入者の形跡が・・・とかやっと心がもろくなって人を必要とし、フレディの入り込むスキができたというのに、フレディは大変なことにまきこまれて、シリーズが終了してしまったのです？！うきー！

そして！

視聴者数がBBC目標に達しなかったため、打ち切りになってしまったのですー

ああああ、せっかく姉御肌のベルと生意気フレディというどっちも強いキャラ同士のカップルが見られると思っていたのに！せっかくウィショ君がグラマー美女相手に恋愛というレアな役だったのに～！