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ルイがオランダとの戦争に自ら赴いている間に、ベルサイユは大変なことになっています。
摂政に任命された王妃は真面目なクリスチャンで、宮廷を教会のような場所に、弟のフィリップ曰く納骨所のようなつまらない場所にしてしまったと嘆いています。
トルコのサルタンが公式訪問するも、王の側近が王のいぬ間に私腹を肥やそうとフィリップに王のフリをさせ(初対面だから顔がわれてなかったのですね)サインをさせようとするし、
王からの使いが勝ち戦の知らせをもたらすと、フィリップと彼の愛人、王の愛人など遊び人は「お祝い」を口実に乱行パーティーに耽る体たらく・・・
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これでルイのものすごい集中力、カリスマ性、王=神への執着が戦場のとりつかれたような真剣さと、彼以外の骨のなさの対比がよ~く見えました。
しかしルイがどんなに頑張っても、彼のエネルギッシュすぎる性格(多分粘着質気質だね、あれは)ゆえか意外に人を見る目がなく身近にスパイがいることに気づきません。
そのためフランス側の作戦が筒抜けとなり、まんまとオランダ王ウィリアムの罠にかかってしまいました・・・!
うーぬ!
今回はちょっとベルサイユの噴水の馬鹿騒ぎとか、戦場の美しいテントや馬、衣装の様式美など、ヨーロッパの様式美とデカダンが目に美味しいエピでした。
ルイは太陽王としてフランスに栄華をもたらすとわかっていて後世の私たちは見ていても、でも自ら率いるフランス軍はどうなるのか・・・
ルイよ、カリスマ性があっても人を見抜く目には恵まれてないので、本当に忠実な側近に恵まれますように・・・
と、早くも「ダウントン・アビー」のようにキャラクター達に近い気持ちになってしまいました。ファンのナニー化かしら?