おもしろくなってきました!
ルイが戦地で夢から覚めた後、憑き物が落ちたように自信に溢れ、いよいよ太陽王の威信が出てきました。
そしてその勢いでベルサイユ宮殿のあの有名な「鏡の間」建設を臣下に伝えるシーン!(先週見たような気がするけど予告だったのかな)
暗闇のない大ホールを作る!!!という意志あってこその歴史的建造物だったのだ・・・と改めて知りましたもの。
「日の沈まぬ大英帝国」にも通じるものがあります。
「闇のないフランス帝国の宮殿」。
そして宮廷で王妃にまでエバリくさって王の愛人モンテスパン夫人が、王に遠ざけられています。私は前の愛人(弟フィリップの妃)の方が好きなので、へへへって思います。どうもあの女優さんが苦手で。勝気で意地悪な役って自分好みの女優さんだったらすごい好物になりえるんですが・・・。
ただし、彼女は「美しくウィットに富み頭がいい」ので、王に疎まれた愛人がただすごすごと身を引くのではなく、いったいどんな手を打って王の愛を取り戻そうとするのかも興味津々です。
彼女は歴史的事実で王との子供を何人も産んでいるので、ここで引き下がらないのはわかってますが、どうやって一度は王から「よくない人物」とされた自分の信頼を回復させるのか。
あと王の弟フィリップが、政略結婚の相手が妊娠したことを喜んでるのが可愛いです。ゲイでも自分の子供ができるのは嬉しいのね。愛人の彼はますます弱気になっちゃって気の毒。
考えてみたら、王の愛人は女だから王の庶子を産んで王の愛情をキープできるけど、フィリップの場合は男の愛人だからその手が使えないんですものね。
王は「モンテスパン夫人がよくない」こと以外にも、自信がついたせいか逆に周囲の声に耳を傾けるようになり、詩人がスパイだと知ります。
あの詩人、顔は情けないけどちょっと可愛いのに、情報収集の仕方は直球で、よくバレないな~と不思議に思っていました。
要するに、王が周囲の誰を信用するか見抜けることが国内外ともに権力を握るのに大切なことだったのね!