Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

PALDARK 0301

2017-06-13 17:23:00 | POLDARK


「ポルダーク」シリーズ3が英国で始まりました!

2が始まった時よりも、3は最初から盛り上がってますよ~。
2の終わり方が盛り上がってましたから。

そのエピを思い出したい方は → 


あれから8ヶ月後、エリザベスのお腹はパンパンです。それなのに荒々しく馬に乗ったり、重いものを運んだり・・・

その自虐的行為の理由は、そう、おばちゃんの予言!

ジョージと再婚する1ヶ月前に、エリザベスのところへロスが来たことは、おばちゃんとデメルザにはバレている。

ジョージは今のところそんな不吉なことは夢にも思わないから、エリザベスは身を張って事故で早産という偽装工作したのですね・・・

通常なら「なんて健気な」とか思うところでしょうが、2の最終回でも書いたように、ポルダークの天敵ジョージと金目当てで結婚するという、彼女の愚かな保身のための計算高さが招いた結果ですので、「この後に及んで、罪のない子供の命までリスクにかけて」と私は彼女を冷たい目で見ております。

偽装が成功しないまま、ついに陣痛が始まったエリザベスは階段から落ちる最終手段に。

おばちゃんも個人的にはジョージが大っ嫌いだしエリザベスの産む子は正当なポルダークの血を引いているので喜ばしいことだけど、神の子としても、社会的にも許されないから「黒い月の夜に生まれた呪いの子」とジョージに言い放つ。

それを聞いたジョージの反応も、使用人に「ミス・ポルダークの椅子を部屋から出せ。ミス・ポルダークもつけて。」www いやー楽しい会話。

第2子の出産は、よくラクラク短時間でスルリと生まれると聞きますが、エリザベスは結構難産で、ジョージのおじさんに「だから若い女にすればよかったのに!」とか憎らしいことを言わせています(苦笑)。

しかしとにかく母子ともに無事に生まれましたが、

エリザベスの偽装のせいで、ロスとデメルザのお膳立てでやっと叶ったエニスの結婚初夜が台無しに。あーもう本当に迷惑なエリザベス。

そして、デメルザのおかげでエリザベスの子供が自分の子と悟ったロスは、ジョージに話をしに行くと馬に跨ったので、(え・え~~?!子供の父親は自分だと言いに行くの?!気は確か?!)と内心思った私ですが、

実は、
「取引だ。おまえの手中にある俺の大切な鉱山や大叔母や甥を大切に扱え。決して俺を苦しめる道具として利用するな。そうすれば俺はおまえの前から姿を消して、2度とふたりの人生が交わらないように約束する。」

はー、びっくりした。そうか、そういう話。よかった・・・。


そしてなかなか活躍しそうなのが、フランシスの息子でロスの甥っ子くん。美しく、しかもロスの気質を受け継いで、継父のジョージをないがしろにしてます。頑張れ!







Versailles 0208

2017-06-12 00:00:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


おもしろくなってきました!

ルイが戦地で夢から覚めた後、憑き物が落ちたように自信に溢れ、いよいよ太陽王の威信が出てきました。

そしてその勢いでベルサイユ宮殿のあの有名な「鏡の間」建設を臣下に伝えるシーン!(先週見たような気がするけど予告だったのかな)

暗闇のない大ホールを作る!!!という意志あってこその歴史的建造物だったのだ・・・と改めて知りましたもの。

「日の沈まぬ大英帝国」にも通じるものがあります。
「闇のないフランス帝国の宮殿」。

そして宮廷で王妃にまでエバリくさって王の愛人モンテスパン夫人が、王に遠ざけられています。私は前の愛人(弟フィリップの妃)の方が好きなので、へへへって思います。どうもあの女優さんが苦手で。勝気で意地悪な役って自分好みの女優さんだったらすごい好物になりえるんですが・・・。

ただし、彼女は「美しくウィットに富み頭がいい」ので、王に疎まれた愛人がただすごすごと身を引くのではなく、いったいどんな手を打って王の愛を取り戻そうとするのかも興味津々です。

彼女は歴史的事実で王との子供を何人も産んでいるので、ここで引き下がらないのはわかってますが、どうやって一度は王から「よくない人物」とされた自分の信頼を回復させるのか。

あと王の弟フィリップが、政略結婚の相手が妊娠したことを喜んでるのが可愛いです。ゲイでも自分の子供ができるのは嬉しいのね。愛人の彼はますます弱気になっちゃって気の毒。

考えてみたら、王の愛人は女だから王の庶子を産んで王の愛情をキープできるけど、フィリップの場合は男の愛人だからその手が使えないんですものね。

王は「モンテスパン夫人がよくない」こと以外にも、自信がついたせいか逆に周囲の声に耳を傾けるようになり、詩人がスパイだと知ります。

あの詩人、顔は情けないけどちょっと可愛いのに、情報収集の仕方は直球で、よくバレないな~と不思議に思っていました。

要するに、王が周囲の誰を信用するか見抜けることが国内外ともに権力を握るのに大切なことだったのね!

Paula 03

2017-06-11 00:00:00 | トム・ヒューズ


最終話です。3話完結は早いですね。
しかも上の写真のようにDVDカバーデザインも決定してます。

これまでのお話で、出会ってすぐの男ジェイムズ(トム・ヒューズ)とセックスしたことが発端となり恐ろしい目にあったポーラ(デニース・ガフ)が、お巡りさんのマック(オーウェン・マクダネル)とも同じことをして、

もしや、おかしいのはジェイムズではなくポーラなのでは?

という私の疑惑がほぼ決定した最終回でした。

この「ほぼ」というのがポイントでして、

ハッキリと狂っているのかそうでないのかわからず終わった感じです。

最初は、ふたりの女性と子供たちと暮らしてるのにポーラに執着するジェイムズが異常に見えました。

しかし最終エピで、彼には育った家庭で親に監禁され妹がその間に死に、親に見放されるという辛い過去があったので、家庭を作ることに執着し、なおかつポーラの母はジェイムズを捨てた女性だったと彼は思い込んでいたようなので(彼はポーラの子供時代の写真を盗んで大事に持っていた)、

ジェイムズの行動はだいたい彼の過去を知ることで一貫性が見えたんです。

となると、やはりポーラがどこか異常に見えてきました。

ポーラの弟が火事で瀕死の状態で入院していましたが、火事の犯人はジェイムズだと特定されてないし、弟にはまだ命があるのに、ポーラは弟の顔に枕を当てて殺してしまったのはなぜ?!

ポーラと一夜を共にした警察官マックのポーラへの執着だって異常なのに、弟を殺した日にその彼とデートする彼女の心境は・・・?

いくら警察が法的にジェイムズを釈放したからと言って、ジェイムズを自宅の地下に彼の少年時代の過去と同じように監禁するとは・・・そんなのひどい!

やはり最終的にはトム・ヒューズ贔屓になって、

「早く誰かジェイムズを助けて!」

「妊娠したポーラの子供の父親はジェイムズでありますように」とか

「マックはポーラにまだ執着してるけど、奥さんどうなったの?」

「結局、ポーラは男から見たある種の魔性の女なのかな?でもちっとも好きになれない」

で終わってしまいました。




Gloria

2017-06-10 00:00:00 | コリン・モーガン


コリン・モーガンの舞台「Grolia」(@Hampstead Theatre 6/15~7/22)のスチール資料がWhat's Onサイトに公開されました。

ソックスの足に萌えたファンのみんながSNSで盛り上がっているようです。



いいですねー、ロンドン。
生コリンのソックスが、い、いや、演技が、10~35ポンドで見られる・・・!


このグロリアという演目は、NYの雑誌社が舞台。

30歳までに成功したい出世バトルとコーヒーに明け暮れるアシスタント編集者たちのお話であると公式に紹介があります。

2016年ピューリッツァー賞の戯曲部門ファイナリストになった作品だそうです。

コリン、アメリカ人の役なのかな?と思ったけどNYだからイングリッシュマン in NYの可能性もありますよね。コリンには珍しい野心家の青年役、ちゃんとした普通の人っぽいな、見たいなあ!

ところで、ハムステッド・シアターのコリンの経歴のテレビ欄には、「さまよえる魂」「Humans」「The Fall」「マーリン」とあります。

むむ・・他の3作品は主役だから当然だけど、The Fallもカウントされるのか・・・

わたし的にはあれは暗~いドラマに添えられた1輪の華という印象でしたが、代表作の一つとしてあげられてちょっと意外。

テレビの他には当然舞台のキャリアMojo, The Tempest, Our Private Life も紹介されてますが、映画はなし。メジャー映画でのメインの役はまだなんですね。「ワイルド」のポジーならメインだけれど、あれはインディーかな。

そう考えると更なる活躍が楽しみなコリンを、野心的なニューヨーカーに重ね合わせて、この舞台を見たいものです。5日後に開幕!レポが楽しみだなあ!



Julius Caesar(2018)

2017-06-09 00:00:00 | ベン・ウィショー
ロンドン、Almeidaでの舞台「Against」(2017/8/12~9/30)に引き続き、ベン・ウィショーは「ジュリアス・シーザー」(2018/1/20~4/15)でも出演します。



思わずギリシャの衣装をまとったウィショーさんを想像しましたが、残念、現代風でした。

シェイクスピア!と反応した割に原作を読んだこともないので、早速、河合祥一郎先生の「こんなに面白かったシェイクスピア」を見てみましたら、タイトルはシーザーだけど、主役はブルータス。ウィショーさんの役です。

そ・し・て、
公式によれば、ナショナルシアターライブにて2018年3月に放送されることも決まっています!

やったー!
3月の同時上映はイギリス国内とせいぜいヨーロッパまででしょうが、日本でもシェイクスピアならば追って映画館上映が期待されるではありませんか!

というのも、上演される劇場はナショナルシアターでアーティスティック・ダイレクターを務めていたニコラス・ハイトナーが、ニック・スターと共にタワー・ブリッジの麓にオープンする新劇場「The Bridge Theatre」なのです。

ちなみにそのこけら落としはローリー・キニアの「Young Marx」(10/18~12/31)です。

その劇場は、Wikiによると演目によって座席スペースを変えられるようになっており、「Young Marx」は通常のステージと客席が幕によって仕切られるタイプ、そして「ジュリアス・シーザー」は1回席の椅子が取り払われ、観客が群衆となり舞台に参加するような形式だそうで、

つまり、ブルータスとアントニーの演説バトル(河合先生のあんちょこから得た知識)を聞く聴衆として参加する、ちょっとグローブ座ぽい感じになりそうですね。



私は9月の「Against」は家庭や仕事の事情で行けない可能性の方が濃厚なので、来年にはロンドンに行きたいなあ~とは思いますが、その頃の事情もよくまだわからないので今回はまだチケットを取っていません。

そうです、来年の話ですが、もうチケットは発売されているのです・・・とても悩みます!