忘年会シーズン・・・飲み過ぎに注意しましょう~
何故か酒豪(?)ばかりの相続手続支援センターの皆さんへ!!
忘年会の二次会で、あの時の話になって・・・
介護施設の一室で私はその人にお会いしました。
その方は80歳位の老人でした。
ヘルパーの方の支えがなければ、一人で歩くことは難しいようで、
認知症も少し進んでいるようでした。
その介護施設の開設者だそうですが、
最初の印象としては、よぼよぼのお爺ちゃん、でした。
私は老人の息子さんから、相続でもめないために遺言書を作成して欲しいとの依頼を受けていました。
そのため私は老人に会いに伺い、どのように相続させるつもりか教えて欲しいと頼みました。
老人は最初、私を警戒しているようでしたが、徐々に語り始めました。
遺言は既に作成されており、その内容は配偶者や息子さんに対して思いやりに溢れていました。
お世話になった方への遺贈や、公共団体への寄付なども含まれていました。
そして最後に
「後の財産は全て 介護施設 ○○ に寄付する。
私には 介護施設 ○○ それしかないから」
と力強く、私の目を見て話して下さりました。
その一生をかけて 介護施設○○ を築き上げた誇りを感じ、私は心から老人を尊敬し、お会いできたことに感謝しました。
その介護施設が、やさしさに包まれているようでした。
(たろ)