



相続手続支援センターのAqua

私のPCのトップページはヤフージャパンです。
そこでのトップニュースを毎日覗いています。
そこに
「なぜ日本は略奪がないの?」というタイトルが。

今回の震災における被災者の忍耐強さと秩序立った様子に
海外各国から驚きと称賛の声が上がっているそうなのです。
私としては、震災時に「略奪」という言葉が出てくること自体が驚きでした。
というより、日本人のみなさん皆、私と同じ思いでいることと思います。
日本人が昔から受け継がれている「古き良き時代」が薄れてきている、
地域社会の崩壊、跡取りの崩壊
これらの話を聞くこと数年。
それが遺産分けのときに顕著に顕れ、
実感することもしばしばです。
日本は地域社会から、家単位,
更にもっと進んで個人単位の社会に変わってきてしまっているのかな。。

でも、今回の他国からいただいた賞賛に
私、またまたほろほろと涙が頬を伝わりました。
震災の報道に、涙もろくなっている部分もあります。
被災者のみなさんからは「涙も出ない」という言葉を聞き
あふれる涙すら申し訳ないくらいなのですが、
今回の報道には、またまた心打たれてしまったのでした。
災害時に「略奪」がないこと。
震災で皆が苦しんでいるときに、自分だけ助かろうという考え方が
どうして思いつくでしょう。
その場にいない私が申し上げるのも恐縮なのですが、
きっと日本人みんなが同じことを思うはずです。
皆が苦しんでいるときに、自分だけ助かって
自分だけ横取りして、余分に何かを手にすることになっても
果たしてそれは満足につながるのか?
皆と分け合って、助け合って、
その結果、自分の分け前は減ることになっても
それを上回る満足が得られるのではないでしょうか。
きっとそれが「日本人の気質」であり
同時に「日本人の誇り」なのだと思います。
私にできることは小さいことですが、
災害に遭われた方にして差し上げられること
考えたいと思います。