『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

練馬の『世界』を読む会・1月例会は4名で。

2024-01-18 15:50:28 | 日記
練馬の『世界』を読む会・1月例会の報告
 
 光が丘図書館の第一会議室で、1 月17日午後1時から、いつものようにコーヒーとスイーツ(今回はティラミス)をつまみながらの会でした。初めての手作りティラミスは大変好評でした。参加は4名最近では最も少ない参加者でした。  誰からというわけでもなく、話題は年頭の能登の地震から始まりました。珠洲市に原発がなくてよかったが、この点にふれるメディアが皆無なこと、志賀原発の情報が極端に少ないことなど、コーヒーとティラミスをつまみながらの最初の話題は、やはり能登地震の深刻さについてでした。
 
○ 今月のテーマは
 ・「意見が嫌われる時代の言論」 大澤 聡
 ・「この人倫の奈落において」  岡 真理
 ・「『ふたつの戦争』と米国の世界戦略」 菅 英輝
 ・「植民地主義者とはだれか」  駒込 武
 以上の4本でした。
 
 それぞれのテーマに即しての話は錯綜して、それぞれの論文を読んで刺激を受けたことが次々に話されて盛り上がりました。なかでもイスラエルのパレスチナ人に対する「ジェノサイド」といえる侵攻について、様々な角度から意見が出されました。特に歴史的にナチと協力したシオニストの犯罪的な役割が、ハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』を読んでの話が出されて、イスラエル建国時にさかのぼっての「暴力性」が話題になりました。
 ついで日本の台湾に対する植民地支配の実態がひろく国民に知られていないこと、朝鮮半島や、中国における加害の実態についてもほとんど知られていないことなどが話されました。さらにこれまでの日本平和運動のなかでも、被害者意識に基づく振り返り方になっていて、加害の実態の発掘という点で大きく立ち遅れていることなどが話されました。
 最近では最も少ない参加者でしたが、そのかわり自由に脱線して、それぞれの生い立ちなども話されて、お互いの人間性が浮き彫りになるような楽しい話し合いになりました。話は盛り上がって、散会は4時を大きく過ぎて5時10分前で、今までで一番遅い時間になりました。
 
■その他のお薦めは
 ・巻  「人間であることが困難な世界で」  松村圭一郎
   でした。
 
◎ 練馬の『世界』を読む会、2月例会 の予定
 ●日 時 2月22日(水) 午後1時~4時
 ※ 第三木曜日が定例です。
 ●場 所 光が丘図書館・第二会議室
 ●持ち物 雑誌『世界』2月号
 ○共通テーマ
 ・「戦後日本の「リベラル」と平和主義」   小熊英二
 ・「『世界』の起源」            石川健治
 ・「AIをクィアする」           清水知子
 ・「不正入試事件が示す社会的空気」     中村高康
 ● 連絡先 須山  suyaman50@gmail.com 
 
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練馬の『世界』を読む会・1月例会は4名で。

2024-01-18 15:45:37 | 日記
練馬の『世界』を読む会・1月例会の報告
 
 光が丘図書館の第一会議室で、1 月17日午後1時から、いつものようにコーヒーとスイーツ(今回はティラミス)をつまみながらの会でした。初めての手作りティラミスは大変好評でした。参加は4名最近では最も少ない参加者でした。  誰からというわけでもなく、話題は年頭の能登の地震から始まりました。珠洲市に原発がなくてよかったが、この点にふれるメディアが皆無なこと、志賀原発の情報が極端に少ないことなど、コーヒーとティラミスをつまみながらの最初の話題は、やはり能登地震の深刻さについてでした。
 
○ 今月のテーマは
 ・「意見が嫌われる時代の言論」 大澤 聡
 ・「この人倫の奈落において」  岡 真理
 ・「『ふたつの戦争』と米国の世界戦略」 菅 英輝
 ・「植民地主義者とはだれか」  駒込 武
 以上の4本でした。
 
 それぞれのテーマに即しての話は錯綜して、それぞれの論文を読んで刺激を受けたことが次々に話されて盛り上がりました。なかでもイスラエルのパレスチナ人に対する「ジェノサイド」といえる侵攻について、様々な角度から意見が出されました。特に歴史的にナチと協力したシオニストの犯罪的な役割が、ハンナ・アーレントの『エルサレムのアイヒマン』を読んでの話が出されて、イスラエル建国時にさかのぼっての「暴力性」が話題になりました。
 ついで日本の台湾に対する植民地支配の実態がひろく国民に知られていないこと、朝鮮半島や、中国における加害の実態についてもほとんど知られていないことなどが話されました。さらにこれまでの日本平和運動のなかでも、被害者意識に基づく振り返り方になっていて、加害の実態の発掘という点で大きく立ち遅れていることなどが話されました。
 最近では最も少ない参加者でしたが、そのかわり自由に脱線して、それぞれの生い立ちなども話されて、お互いの人間性が浮き彫りになるような楽しい話し合いになりました。話は盛り上がって、散会は4時を大きく過ぎて5時10分前で、今までで一番遅い時間になりました。
 
■その他のお薦めは
 ・巻  「人間であることが困難な世界で」  松村圭一郎
   でした。
 
◎ 練馬の『世界』を読む会、2月例会 の予定
 ●日 時 2月22日(水) 午後1時~4時
 ※ 第三木曜日が定例です。
 ●場 所 光が丘図書館・第二会議室
 ●持ち物 雑誌『世界』2月号
 ○共通テーマ
 ・「戦後日本の「リベラル」と平和主義」   小熊英二
 ・「『世界』の起源」            石川健治
 ・「AIをクィアする」           清水知子
 ・「不正入試事件が示す社会的空気」     中村高康
 ● 連絡先 須山  suyaman50@gmail.com 
 
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東久留米の『世界』を読む会・昼の部・1月例会は8名で。

2024-01-18 13:38:25 | 日記
東久留米の『世界』昼の部、1月例会の報告
 
 東久留米の『世界』を読む会・昼の部、1月例会は、1月17日(水)、午後4時より、生涯学習センター学習会議室5で行われました。参加は8名でした。
 
■今月のテーマは
 ・岡 真理「この人倫の奈落において」
 ・松里公孝「正義論では露ウ戦争は止められない」
 ・松村圭一郎「人間であることが困難な世界で」
    でした。
 
 イスラエルの武力による入植を認めないのに、ロシアの武力侵略の結果を認めて「停戦協定」を支持することは矛盾している。という事柄など、寒さを忘れる非常に熱い議論が交わされた会でした。
 
■1月号のその他のお薦めは
 ・豊泉 「岸田減税が不人気な理由」      吉弘憲介
 ・須山 「植民地主義者とはだれか」      駒込 武
     「大川原工機「冤罪」事件の深層」   石原大史
     「『フランケンシュタイン』を読む」  小川公代
        でした。
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)2月例会のお知らせ
 ●日 時 2月21日(水) 午後4時
 ●場 所 生涯学習センター学習会議室4
 ●持ち物 雑誌『世界』2月号
 ○共通テーマ
 ・「戦後日本の「リベラル」と平和主義」     小熊英二
 ・「イスラエル 展望なき強硬姿勢のパラドックス」辻田俊哉
 ・「娯楽としての暇アノン」           安田浩一
 ※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
 ※ この他に、zoomでの『世界』を読む会が、第2水曜の、午後7時からで開催されています。参加希望の方は、メールで申し込んで下さい。
 ● 連絡先 須山
               suyaman50@gmail.com
 
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