連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

医療現場で虚しさを感じる場面 1

2008-02-11 12:20:40 | 健康・病気

長年住み慣れた自宅を離れ、失明した妻の介護も考えて選んだ有料老人ホームで暮らしていた老夫婦。

世話をする側にあった夫は、病を得て入院となり、妻の身を案じひとしきり躁状態に陥り、また病状も不安定で生命の危険が迫ったので、近隣に住む子供に連絡を入れた。

その反応が………

子供も、それなりの年齢に達していた。  が、

『不規則な生活は、健康を害する危険があるので、病院にお任せしていますので、何が起きても一切文句はつけませんので、夜間は連絡を取らないでください。』

こんこんと眠っている患者に対して

『見るに絶えないので、死んでもらったほうが楽です。』

 病院入院中に、1人の生をかけた闘い中に、経口摂取が出来なくなったからと言って、絶食餓死を与えろというのか!

 全快の見込みが極めて少なく、自立できそうもなくなったら………

    老人は廃棄ですか!

楢山節考の世界とは全く違う、

寒々とした、身ぎれいな家族のエゴイズムに、

虚しさを感じた。