昨日NHK教育テレビで
ETV特集「裁判員へ~元死刑囚・免田栄の旅~」 をみた。
目先のつらさから逃れるために、自白してしまう、人間のもろさ。
そういう状況に陥らす手段にたけた警察、検察。
かって、自衛隊員と血小板輸血中の2時間弱の時間の雑談で(リラックスさせる目的だった)、最も過酷な訓練は、1週間程度の不眠不休訓練と言っていた。特殊任務に耐えられるようにするための訓練らしい。
どうでもいいから眠らせてという気持ちになるのは、理解できる(大学病院勤務時代、患者が重篤なとき、遠慮会釈なく看護師に四六時中呼び出され、患者と医師とどっちが先に、とかいう肉体、精神的状況に追い詰められていった。
過酷な勤務で、自殺する人も、そうなのかもしれない)。
冤罪に近い状況は、日本中蔓延していそう。
さらに、冤罪後の生活の過酷さを生み出す、保証のなさに、言葉もなかった。刑に服していた期間に相当する日当[刑事補償]。これがまた低額で、年金は加入していないのでもらえないなど。
死亡後、冤罪が確定した場合、上限3000万らしい。
故意で、冤罪に貶めたことが認定されなければ、国家賠償は認められないし、かって認められたことがないらしい。
この点は、医療訴訟と大きく異なっている。
自分に降りかかる率が少ないことには無関心、無理解という利己的割合度と数学的比率という気がする。
理不尽、不公平な社会。
アッピール度の高い、迎合することばかりに力を入れ、一面的報道で、社会をコントロールしている報道、マスコミに批判的目をもっていないと流されてあぶない。