連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

フェルメールからのラブレター展;宮城県美術館

2011-11-06 21:22:15 | インポート

震災後、福島原発事故発生後、

潮が引くように世界が去って行った。

そうなのね という諦念で受け入れている。

今回の、オランダ アムステルダム国立美術館から

      アイルランド ナショナル ギャラリーから

      USA ワシントンナショナルギャラリーから

手紙という心通わせるテーマの作品が貸し出された。

天の配剤ともいうべきテーマに不思議な意志を感じる。

 

フェルメールの描いた絵を、国際学会に参加した合間に、

世界中に点在している36点の半数近くを見にする機会があった。

1970年代は、フェルメールの名は知らずに作品に接したのだが、

光に浮かぶ人物像の印象は記憶に残り、

その後世界の垂涎の作家と知っての再開、

ワールドカップがオランダで開かれた年のオランダで鑑賞した”手紙を読む青衣の女”は

修復後の世界初公開。

  学会で共に鑑賞した

  恩師宇塚先生は、旧式単眼顕微鏡で患者の標本を見続け、弱視となり

 今回の展覧会の絵は、心の中で思い出としてよみがえらせるばかり

   後輩の真理先生は、他界し、

   高橋先生は、福島原発事故の影響濃厚な相馬市で多忙を極め鑑賞できるか? 

心をめぐらし、時間の経過を感じながら

一人で鑑賞し、世界の支えを受け止めた。

2011110621130000 ミュージアムで購入したクリアファイルです。