解剖生理、診察診療学という講義の成績判定のために行う期末試験で、
文章中の空欄に専門用語となる単語を記述するスタイルで期末試験を行っている。
意図して少し長めの文章にしている。
模範解答以外の記述の答案は示唆に富んでいる。
健康な、医療に関係していない人々の、人体に関する知識の乏しさを認識し驚く。
医師として、病状説明の困難さを痛感する。
文章を読んでいけばこの解答はないだろうと思うと同時に、
日常の会話の乏しさを反映しての”この言葉”となったんだろうと思う表現もある。
しびれ:廃失性障害、
糖尿病の診断基準に入っている症状、口渇、多飲、多尿、(体重減少)のかっこ内を答えてもらうのですが、だるさ、めまい、ストレスなどなどの回答で、若くはつらつとした人の糖尿病に対するイメージを反映しているのだろうと思う。
大腸内の(細菌);不要物、老廃物 だという。排泄した時のイメージですね。
漢字の誤記;胃→肺に、 肺→肝に、肺→脾臓
喉頭→口頭
舌にある有郭乳頭は 有部乳節。確かに節と言えば節。
コピーライターなど独創的な言葉を駆使する職業に就く独創性がある?かといえば?
記入式の採点は、単語の羅列といえども今後どう教えていこうかという指針を得られる。
教える私の強調の度合いも反映している。素直な学生。
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