連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

制限因子:生きる力、死ねない要因

2016-09-10 08:47:36 | 日記・エッセイ・コラム
命の継代を託した両親は、ほぼ寿命という年齢で世を去り、臨床医、研究者として教育してくれた恩師宇塚善郎先生も88歳で亡くなり、
命、仕事を託してくれた人より、先に死んではならないという制約はなくなった。
死に急ぐこともないが、家族のない無縁の身としては生き続ける意味は?と自らに問いかけることが増えた。

急性白血病の完治を目指して、臨床医として、研究者として、患者を凝視する視点は、
生存を妨げている要因は?
元気を取り戻せない要因は?
原因を追究し、除去し、患者の望む健康を取り戻す!ことが、
東北大学第3内科に所属した1977年から、仙台血液疾患センターが閉院した2013年2月までは、
自身の行動規範のすべてでした。
患者の状態により、夜の時間、睡眠はしばしば奪い去られ、
研究成果の執筆はままならずに過ごしてきました。
病室が無くなってから、恩師の死後の、近々の目標は、
まだ世に問う価値のある研究成果を報告し続けることが、
患者の命に携わってきた臨床研究者の義務と、自らに制約を課している。

”成人急性骨髄性白血病の治療”
”多発性骨髄腫の治療”:ここ数年急速に治療機運が盛り上がっているので、私たちの重利の化学療法の成績を凌駕する成績を上げてほしいという指針として報告しようとしているので、もたもたしていると喜ばしくも不要になるかもしれない。
”本態性血小板血症の診断法”

投稿受理までには、2~3年を要する。でも、そのぐらいの年月。

一人の患者は、≪死ぬまで生きたい≫と明言で生き抜いたが、
はてさて私は、死に急ぎはしないが、生きたいと思う気持ちは?と問うと、この世につなぎとめるものは?希薄。

昨日、帰路を同乗した友人が、北朝鮮の核実験関連の次世代への懸念、心配の
大きさに驚く。
遺伝子操作の時代に突入し、
突然変異の結果命を得た生物も、突き詰めれば、生き延びたい必死の中での遺伝子変異を手に入れた結果で、
今の世代の、食=命を支えるための遺伝子操作を悪とばかり言えるか?
など堂々巡りの思考に突入。




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