豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

暖かい家は調湿効果が…北斗市

2009-01-07 18:15:05 | ファース本部
今日も最高気温がマイナス1℃真冬日の北斗市です。仕事で全国を移動する機会が多いのですが、北海道の氷点下気温もさることながら、関東や関西の冬もかなり堪える寒さです。
北海道は肌を刺す寒さ、本州は体温を奪われる寒さと言う形容詞が適当か…

昨今の本州はカラカラの乾燥状態となっており、たとえ気温が北海道より高い4℃5℃でも相対湿度が低いために、人の身体から猛烈に水分が蒸発してその際に体温を奪うのです。
寒い時期に家で暖かく過ごすには、断熱材の厚い家より、隙間のない家の方が効果的です。

隙間のない家は、乾燥した冷たい空気を入れないのと、人の生活から自然に発生する水分を外部に逃がさず、内部保有して、住む人の身体から体温を奪わない効果が発揮されます。
暖房すると空気が膨らみ、隙間から逃げて冷たい空気と自然に入れ替わるからです。
つまり気密性能は冬場の暖かさを保つために不可欠な性能なのです。

私達が開発したファース工法は、日本で始めての樹脂のスプレー発泡方式で家の気密と断熱性能を同時に行う方式を確立し、国内初の断熱、気密認定を交付されましたが、極めて高い気密性能が確保できます。

家の気密性能を高くすると住む人の生活で室内の空気が汚染され、外部空気との入れ替え換気が必要となります。しかし、換気を行うと言う事は、暖房で温め生活発水で蓄えた湿気の含んだ空気を排出して、外部の乾燥した冷たい空気を室内に取り込む事になります。

室内でガスや石油を燃やして換気量を増大させると言う事は、温熱環境の上で熱損失量が大きくなり、必然的に換気量を抑制できるオール電化と言う事になりました。このような段階を踏んだ試行錯誤の後に、日本初のオール電化専用住宅システムとなりました。

特に調湿と言う性能を保持するには高い気密性能が前提となります。
室内の湿度を冬は保有して体温を奪われないようにし、夏は逆に湿気の多い外部に影響されずに、室内を乾燥させて体温を奪うようにするのが調湿効果なのです。

写真は、本部の研究開発室で湿気調整の機器開発に奮闘中の冨田武美と先ほど撮りました。
年明けは、いつも仕事が山積して一歩も出歩けない状況です。しかし今日も寒い日です。
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