豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の性能とエアコン冷房の知識…函館~北斗市

2010-05-07 19:19:47 | ファース本部
ファース本部サイトの問い合わせ欄には、冷房に関する内容のものが増えています。
原因は本州での急激な気温上昇のようです。昨日は本州で30℃を超えた地域が多く在りました。

暑くなったり、寒くなったりの異常気象の悪戯なのでしょうか。
冷房時のエアコンは、2種類の作用を行います。先ず1種目は判り易い気温を下げる作用です。
2種目は、湿気を取る作用で、室内の湿気を下げて乾燥空気をつくると水で出来ている人の身体から水分が蒸発して体温を奪うのです。

1種目の空気を身体に当てる冷房は、人の身体に的を絞ったスポット冷房が可能です。
2種目の湿度を下げる冷房は、はるかにクオリティーの高い冷房空間となりますが、これには家の性能が伴います。多湿の外部空気を遮断する家の気密性能が不可欠です。

私達の生活空間は、寒暖計で見える気温の「顕熱」と湿気の持つ「潜熱」を合わせた「全熱」の中で暮らしています。例えば気温30℃、湿度70%では、この湿度70%の潜熱を顕熱に換算すると約30℃相当となります。ここから湿気を取って湿度10%近くにしますと、人体から体温が奪われて30℃でも充分に快適な冷房空間をつくる事が出来ます。

エアコンは、2種の作用を行っているのですが現状では家の性能が伴っていないのです。
また湿気を取るにはエアコンだけでなく除湿機などの装置も同じ効果があります。
家は、湿気を含む「全熱」を管理する事でエアコン機能の全てを生かす事が出来ます。

家の性能が伴っていないためエアコン機能の半分しか生かしていないと言えます。
写真は、今撮ったのですが、研究開発室でいまだに暖房稼働中なのですが…
今日は、土砂降りの雨も上がり、五月晴れとなった北斗市です。
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