豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

親子の絆を見定めるには…東京~函館空港~北斗市

2010-05-13 19:11:13 | ファース本部
過去13年間では、家事調停委員として多くの家事紛争の調停を担当して来ました。
愛おしく、恋しい思いで結婚を果たし、可愛い子供にも恵まれ、一緒に仲睦ましく過ごした家族が、いつしか離婚の危機に陥る場合があります。

思い違いや誤解などが重なって、相互の信頼関係に亀裂が起きて、その亀裂がしだい大きくなり離婚に至る場合もあるのでしょう。また単なるボタンの掛け違いで離婚の危機に至る夫婦もいます。調停室で掛け違ったボタンを直すと正常な婚姻生活を取り戻せる場合もあります。

離婚案件では、子供が居れば難しい局面が出る場合もあります。
1人の子供の親権を、相互が奪い合う事も多くあります。
中には、子供の親権を材料に離婚要件を有利に進めようとする人も存在します。
ところが調停室で相互から別々に話を聴いていると子供の幸せのためには、どちらに親権を託したら良いかが次第に透けて見えてくるものです。

どんな子供にも、血の繋がった父と母は1人しかおりません。
本来は、この父母の大きな愛情に包まれて子供を守り、育んでゆくのが理想です。
しかし子供は、血の繋がりがなくとも愛情の大きさで立派に育つものです。

中には、誰よりも強い愛情を持っているからこそ、涙をのんで親権を手放すと言うケースもあります。調停室では、誰のための親権なのかを当事者に問う場合があります。
何の罪も無い子供は、親の都合に振舞わされる局面だけは避けなければなりません。

今日は、東京から戻り、そのまま家庭裁判所の調停室で夕方まで業務を行ってきました。
親子の絆とは、愛情の注ぎ方を問えばその太さを推し量る事が出来そうです。
外気温7℃、北斗市本社の前の満開(写真)が迎えてくれました。

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