豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

困難を経験して「己の糧」に…北斗市~函館駅~札幌市内

2011-11-01 20:04:26 | ファース本部
高田郁(かおる)著の「澪つくし料理帖」に度々「己の糧」と云う言葉が出てきます。
苦労が無ければ成長しない、苦難も歓喜も全てが「己の糧」となると云う事なのでしょう。

東北被災地を見舞い訪問した国連の事務総長は、「震災のつらい経験から皆さんを救ってあげたいと思うが、そうした経験があるからこそ、皆さんは困難な状況にある人に対し、より優しくなれる。生きることの尊さに感謝できる人になれる」と呼びかけました。

困難さを経験すると、経験しない人よりは、はるかに大きな対応力が身に付きます。
苦難の中では、ほんの僅かな出来ごとに感銘し、感激する場合があります。
平素では全く気にも留めないような些細な事にも感受性が働くものです。

高田郁さんの著書でも主人公とその関係者には、次々と災難が襲うのですが、その苦難に懸命に立ち向かう姿をとてもリアルに描写しています。
何の苦労も苦難もなければ強かさを身につける事はとても難しいのでしょう。

「苦労は買っても行うべき」「虎は我子を谷に突き落とす」などと、苦労や苦難の意義を説いた多くの格言があります。
「苦難や苦労ばかりで心根がネジ曲がるのでは」などと懸念する声もありますが、全てを「己の糧」に出来る度量を育てる必要もあるのでしょう。

生きると云う事の95%は苦労ばかり、しかし残りの5%が在るから頑張れるのでしょうか。
そう、苦労を乗り越えた向こうに幸福が待っている………

さて半年ぶりの札幌ですが、宿泊するホテル前の狸小路(写真)は前と変わらずですが、この近くの治療院で整体治療を。痛い事、痛い事…しかし、その後の爽快感に満足感が。
少しは自分の健康の糧になったようです。

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