豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

幸福度数を求める国家像…北斗市~函館~函館空港~羽田空港~宮崎空港~宮崎市

2011-11-16 18:25:09 | ファース本部
私達は国民総生産を競い、経済力そのものが幸せの基本と位置付けてきたようです。
国民総幸福という独自な国家像を遂行、国民の本当の幸福とは何かを追求しつつ、政治を行っているのがブータン王国なのです。

そのブータンのワンチュク国王が国賓として来日しました。
国王は31歳、先月に21歳のお妃、ペマ王妃と結婚しました。
今回は新婚旅行を兼ね、初めて来日です。(写真は国王ご夫妻のネット画像)
ブータンは、日本の九州くらいの国土に70万人の人口なのだそうです。

ブータン国民の多くは熱心なチベット仏教の信者。
棚田などが交錯する山間の農業国で、国家収入の主体が水力発電での電力輸出だそう。
ヒマラヤ山脈に抱かれ、とても美しい自然に囲まれた国土と言う事です。
前のブータン国王が「GNP(国民総生産)より、GNH(国民総幸福)」が、経済成長に走らず、本質的な国民の幸せは、争いを招かない平定な国づくりだと、これを国家理念にしたのでしょう。

ところがTPPではないけれど、国を開くと外資が怒涛のように押し寄せていると言います。
外資の影響で人口の増加の著しく、首都のティンプーは今や建設ラッシュだそうです。
商業施設が次々にオープンし、車も増え、携帯やインターネット普及も加速していると。
この時代はネットが繋がると情報が瞬時に入り、人々の欲望が刺激されるでしょうか。

GNHを掲げ、真の国の平定と真の心の豊かさを実現できるかどうか、小さな国が試されているようです。
ブータンは国民から絶大な支持を得ていた前国王が98年、国王親政から立憲主権に変更。
絶対君主自らが、権力を国民に譲った歴史的にも稀な決断だったようです。

長男の現国王は即位後に上院と下院選を実施し、国王の定年制や国王の解任権を国民に与えると定めた憲法が施行されたといいます。ブータンの国民の多くが議会制より王政の保持を願ったと言いますが前国王は「いつまでも良い国王と限らない」と国民を説得したと。

中東諸国や近隣諸国で、横暴な独裁者が多くの国民を犠牲にしている国家が存在します。
ブータン国王の理念が叶う事を念じたいものです。

さて今日は気温3℃の北海道から東京に移動してきました。
羽田空港で飛行機を待ちながら、このブログを更新し、これから九州の宮崎空港に向かいます。

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