豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

東日本大震災の復興と地元建設業は…函館市~北斗市

2014-12-04 17:59:35 | ファース本部
衆院選が始まり多くの候補者は、復興なくして日本の再興も在り得ないと口を揃えて訴えております。
今なお26万人もの避難生活を強いられる人々がおり、当然なのでしょう。
安倍総理も来年まで200地区の高台移転を済ませ、1万戸の復興住宅完成を約束しています。
さらに莫大な復興予算が投じられているのですが…

昨日は盛岡市のFAS工務店の大伸工業株式会社さんを訪問しました。
写真は、左から大伸工業、社長の猿舘伸威さん、私の隣が営業本部長の畠 啓介さんと営業部長の中野重雄さんです。大伸工業さんは、盛岡市でトップクラスの建設会社で、建設土木など仕事で市内の建設業界をリードしております。

盛岡市内は、大震災の直接被害は限定的な規模だったようですが、復興事業に入ってから建設業としては大混乱の様相となっているようです。
復興事業が優先させられるのは理解できます。ところが人手が全く足りないのです。
猿舘社長は、どんなにお金を積まれても、人手がなければ受注が出来ないと語っています。

確かに復興事業に携わる人々の人件費が高騰しており、特に型枠大工さん、土木作業員などの人件費は、過去にない高値で推移しているようで入札不調の案件が多いそうです。
震災地では、人集めの得意な業者だけが過去にないような売り上げを上げている現実も。

一方、大伸工業さんのような平素の仕事を行う建設業者には、基礎工事などが間に合わないなどの厳しい現実があり、このような現象が東北全般に及んでいるようです。
また、北海道からは多くのダンプカーが動員されており、豪雪地域で排雪に用いるダンプカーの不足も懸念されております。

ともあれ、堅実経営を行ってきた大伸工業さんは、阪神淡路や中越地震であったように、建設業界の復興後の衰退期が必ず遣ってくることを知っているため、今の人員をギリギリに遣り繰りしながら、現況を乗り切ろうと色々な策を講じておりました。

津波被害地から相当に距離のある盛岡市内でありながら、ファースの家を建築しようにも、基礎工事を着工出来ない日々が続いているようです。
被災地復興が、一日も早く解決し、平素の状況に戻ることを願ってやみません。

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