豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

創業者と経営理念…函館市~北斗市

2014-12-30 12:38:19 | ファース本部
私は、専門紙のコラムを幾つか受け持っておりますが、住宅システム開発企業の創業動機について書くようにとの要請もあります。
創業者の苦労話は、後世になってから美談のように言い伝えられる事があります。
私も含め、最初から崇高な大志を抱いて創業をする人などは、ほぼ皆無に等しいのです。

私もそうですが、喰うために少しでも多くの稼ぎや報酬を得るために行った行動です。
いつの間にか企業創設につながり、気付いたら企業人となっていたと言うことです。
創業時は、苦難や試練などだと思う余裕すらないと言うが現実でした。

創業者は自分の企業が社会や世間に対し、どう貢献をし、何に寄与するのかなどと、崇高な次元に辿り着くのは、本当の経営とは何なのかに気付いた時であると思われます。
自らが興した企業を維持、発展させるためには、大勢の人々で構成する企業を、組織的に連携し方向性を一本化するために企業理念の統一をはかる必要が出て参ります。

「経営理念」の持たない企業は、多くの無駄を抱えざるを得ません。
「経営理念」で、社員や取引関係者に企業の方向性をしっかりと明示する事で、関係者が心をひとつに統一する事が出来るようになりますが、現実に地域密着の工務店経営者には、「経営理念」などを持たない所が多く存在します。

この厳しい時代にそれでも工務店として存続しているのは、経営者の神通力、求心力のみが作用しているのかも知れません。創業者にもこの神通力と求心力がありました。
ところがこのような神通力の作用も、時代潮流とともに色褪せてゆくものです。

私は一時期、ベンチャーキャピタルの勧めで株式上場を目指した時期がありました。
しかし上場すると弊社の経営理念、「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」を逸脱することが解ってきました。多額の転換社債を高金利償還する道を選んで今があります。
経営理念がなければ、毎日をマネーゲームに追い回される日々を暮していたことでしょう。

さて、押し迫ってまいりましたが今年も今日と明日です。悔いの残らない年末を過ごしたいものです。写真は、今年の私の誕生日に、三人の子供達夫妻が話し合い協力して制作し、プレゼントしてくれた有名デザイナーが私をイメージ画像にした絵画です。感謝を!!

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