豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

実績1棟から今や年間1万棟…函館市~北斗市

2017-03-22 18:08:15 | ファース本部

断熱した家づくりは、既に差別化のためではなく標準的な家になりつつあります。
私達は、昭和年代から熱損失係数(Q値)1.0台の家づくりを行い、平成元年には樹脂スプレー発泡断熱工法を構築しました。
公的な認定を交付されたのが平成5年と4年半もの歳月を要してしまいました。

それまではグラスウール断熱が常識であり、あらゆる基軸がグラスウール断熱を前提に作られておりました。
そこには長年にわたり研究開発した学識者やグラスウール業界などの既得権益は、岩盤のように固い抵抗を行うのは当然とも云えます。

グラスウール断熱材は湿気を吸うと一気に断熱性能が劣化してしまいます。
その湿気を吸わせない工夫を繰り返しながら、写真のスチレンフォームの断熱ボードに行き着きました。
内断熱から外断熱となり、スチレンフォームより断熱スペックの高いウレタンフォームの断熱ボードも使用してみました。いずれもとても手間が掛かります。

そして樹脂発泡断熱材を家丸ごと包む、いかにも乱暴な断熱工法となりました。
平成元年に1棟目の施工をはじめ、出来上がった家の断熱と気密のスペックが驚異的です。
この乱暴な断熱工法を公的な評定申請を提出しましたが、評議委員会の大学教授の先生方も数値的な断熱、気密性能だけでは当然のごとく納得しません。
何年も掛けて出来た家や施工中の家を視察して頂きました。

平成元年5年に日本で初めて評定を交付された時には、割り増し融資などの不必要な施主様だけ60棟のファース工法の家が竣工しておりました。
弊社が日本初の評定交付を行ったことで、堰を切ったように様々なメーカーが樹脂スプレー発泡断熱工法に参入してきました。

現在は年間約10,000棟にも及びそうです。
しかし中には、とても危険な使い方を行う工法も出ております。確かに断熱、気密スペックは確実に高まりますが、そのために講じなければいけない対応が山積しています。
「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」の理念を遂行しなければなりません。

blogram投票ボタン

毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ

ファース本部オフシャルサイト毎日更新

健康住宅ファースの家-注文住宅情報サイト




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする