「家って何?」
私は昭和54年頃、工務店経営を専業とし、こんな単純な疑問を抱いたことがありました。
家づくりの技術的な問題や人間的な不信感に戸惑い、疑心暗鬼に陥ったのです。
「住む人が幸せになれる家」
口では云えるのですが実際に様々な課題に直面します。
名高な先生方が研究された公的な仕様書に忠実に基づいて家を造りました。
しかしお施主様や私達工務店経営者も、満足する家とは程遠いものでした。
建設白書では、その偉い先生の作った仕様書の家の寿命が30年、先進国では何とワーストワンと言われています。しかし家は30年で朽ち果てる訳ではありません。
家の多くは、建築して間もなく住む人に様々なストレスを与えているのです。
その建主さんのストレスは、そのまま施工した工務店も同じように襲って来るのでしょう。
住む人とストレスを施工工務店が共有出来ているのは、まだ良い方だと思います。
多くの場合は、そのストレスを建主さんだけに押し付けているようです。
家庭裁判所の家事調停員を務めた事案では、家づくりが要因で家庭内紛争に至ったケースもありました。
一生一代の大きな夢を実現するために一生懸命に頑張って家づくりを行い、挙句の果てに「家庭内紛争」などとは大変な事なのです。
家づくりの当事者は、施主と施工者だと云う事なのでしょう。
施工者は、住む人の幸せづくりに貢献できる家づくりを行い、その幸せは施工者の幸せでもあるのですから…
「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」が私達の理念となりました。
今夜は、これから施工するファースの家のお施主様ご家族と、施工に携わる大工さんや協力業者さんが一堂に会して執り行う着工研修会を開催いたします。
ハウジング事業部(フクチホーム)のスタッフが準備を行っていました。(写真)

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