豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

迷った時の経営理念…北斗市

2017-03-10 16:34:20 | ファース本部

未来的な可能性、潜在的なスキルなどを持った会社を店頭公開や上場させるため、ベンチャーキャピタルと云う投資組合が存在します。
株式公開でキャピタルゲインにより時価株額が10倍から100倍近くまで跳ね上がります。
ベンチャーキャピタルは、投資額をそのキャピタルゲインの収入利益を得る事になります。

投資されるとその投資額と同額の転換社債(株に転換できる社債)を発行する事になります。
その会社が上場した場合は、転換社債が株式となって市場で売買されます。
創業者の持つ株数より、多く株が他人の手に渡ると、他人に乗っ取られる事も予想されます。

そのリスク防止でベンチャーキャピタルは、投資額と同額のワラント債を持たせてくれますが、投資会社から同額を借り受け一定期間、証券会社にファンドする事で得る権利です。
上場時には額面の100倍の株価になる場合があります。

例えば1億円のワラント債を時価額で売ると100億円にもなる場合があります。
それを創業者利益とも云いますが、発行株数全体の時価総額も100倍になり、個人の株数を合わせれば莫大な含み益を持つ事になります。

上場時の創業経営者の気分は、まさに天下を取った心持になるのも理解できます。
20年前に弊社福地建装も、多額の資金提供を受け株式公開を目指した時がありました。
しかし株式公開を行った時点で会社は株主のモノとして運営する事になります。

同時期に盛業していた建設資材会社とショップチェーンは、店頭公開を果たし、創業者はこの時点で一躍、億万長者です。ところが10年後にこの2社とも相次いで破綻しました。
株式とは資金調達の方法ですが、株売買は一種の虚業であるマネーゲームと化しています。

「住む人と幸せを分かち合う家づくり」の経営理念が株式公開を抑え、今があります。
マネーゲームは、関わる人々の心の奥を忖度し難くなるのものだと思われます。
写真は全国大会in高岡で、経営理念と株式公開の話をした時のスナップです。

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