ファースの家・調湿メカニズム…北斗市・本社
ファース工法は、家屋内全体の気温だけでなく湿度も一定化させる調湿機能がります。
加湿器や乾燥機など機械的な対応をしているのでなく「ファースシリカ」と云う、元々乾燥剤シリカゲルを特別処方した専用調質材によって成り立ちます。
シリカゲルは、湿気を捉まえたままですが、ファースシリカは乾燥時に吸った湿気を放出するように処方しました。
40坪(132㎡)の住宅では、床下に約200㎏のファースシリカを敷き込みます。
ファース工法は、天井裏の空気を床下に強制的に圧し込み、床下の気圧を上げます。
床下の空気は、解放された外皮(外壁)の内側通気層を上昇して天井裏に戻り、循環します。
この際には、床下に敷設されたファースシリカの上を通過して、空気洗浄と調湿されます。
200㎏のファースシリカは、約160リッターの水分を溜め込むキャパを持ちます。
私達が家屋内で生活する際に放出する生活発生水と、外部から侵入する湿気などを吸水して溜め込み、乾燥した際には放出します。※画像は三戸郡南部町の松本工務店さんHPから。
これからの高温多湿の時季においては、1日24時間内の湿度の上下でも吸放出しています。
一年を通し、気温24度、湿度40~60%に保持し続ける調湿機能を発揮します。
一方で、湿気を抱えているため、低温部分に結露が起き易くもあります。
この調湿の出来る住宅は、ポリフィルムでの気密でなす事など出来ません。
樹脂スプレー発泡断熱材で家をスッポリと包み、開口部も気密性の高いサッシが必須です。
冬場に静電気が起き難く、夏場のジメジメがなく衣服も乾燥し易いの特徴となります。
ファースシリカの調湿機能は、半永久的な期間に有効ですが、空気洗浄効果は50年くらいしたらファースシリカを50㎏くらい注ぎ足す事で更に50年は大丈夫です。
工法誕生から36年の現在も調湿、空気洗浄機能は、新築時と同じに推移しています。
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