家づくりを行なう人達が、屋根や外壁の納まりに必ず用いるのが「水切り」金物です。
外壁材の一番の下部に基礎と外壁の繋ぎ目に用いるのが水切りです。
この水切り部材は、外壁材の納める端部に使用するのですが、殆ど目につかない部材です。
屋根の上部や下部の納めにも必ず水切り部材が取り付けられております。
窓周りや棟納にも水切り金物が使用されておりますが、外壁材やサッシ、ベランダ、瓦屋根材のように表面に出てきて見せる部材ではありません。
特に水切りの形状では、台風などの暴風雨の時に漏水することが度々あります。
小屋裏は、常に通気させて熱を開放する必要があり、屋根の最上部の棟換気がもっとも有効とされておりますが、暴風雨での漏水を恐れて施工する工務店は多くありませんでした。
この棟換気から絶対に漏水させない水切り部材を研究開発している会社がありました。
棟換気だけなく、あらゆる部分の漏水を防ぐために開発され水切り部材メーカーです。
しかもこの水切りだけの製造販売で年間数十億円の売り上げを為しております。
今日は、かねてからFAS販売代理店の社長、小坂哲英さん(写真左)が見学するよう勧められていた「水切り専門メーカー」の株式会社ハウゼコさまの加西工場を訪問できました。
写真右は、社長の神戸睦史さんです。
風速35mに100㎜の大雨を人工的に作り出して漏水実験を繰り返しておりました。
どのような気象状況に遭遇しても、絶対に漏水させない執念を、ハウゼコさんの神戸社長や技術者の方々に感じます。
「たかが水切りされど水切り」と言ったものの、100名近い社員さんの明るさ清潔さ、笑顔と挨拶、工場内の完璧な整理整頓と相まって、為せば成る企業の在り方を実感した見学でした。
目立たない部材の水切りです。その水切り部材の向こうにも素晴らしい人々の営みを見ることが出来ました。明日は朝便で東京入りして幾つかの会合に出席します。
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