住む人にとっては、一生一代の大事業となる家づくりです。
家を一棟建てるには、地盤を調べ、然るべき補強を行い、基礎工事に取り掛かります。
木造住宅の場合は、木材の樹種を選び、含水量や防腐防蟻のための対応も必要です。
外壁にどのような素材にするか、どんなサッシを採用するか、屋根の形状での隣地への配慮、屋根材を何にするか、内装材の素材選び、断熱と気密層の選定、冷暖房設備等々と。
これらを考慮しながら住む人の生活動線など好みを汲んだ設計を行います。
設計段階では、線を引くだけです。
○も◇も線で示されますが、施工の出来るプランでなればなりません。
この設計や施工には、人が関わり、モノが必要となり、それはお金が掛かります。
家づくりには、現場が解り、施工技術が解り、更に建築基準法に則る必要があります。
新国立競技場の不手際は、高名なデザイナーや役人任せに、要因があったように感じます。
私達が建てる家は、見せる空間ではなく、施主が健康で幸せに暮らせる空間なのです。
それも多額の費用を負担させ、家族の営みを包み込むのです。
この家が出来上がり、お施主様が住まいしてからは、生活状況にフィットさせるように時間を掛けて調整して参ります。そして生活劣化や施工上の不具合は必ず発生します。
私達の工務店経営者は、これらを包括して家づくりを司るのです。
家づくりは人間愛を育み、哲学的な要素もあるように思います。
私達、地域工務店経営者は、住む人、つまりお施主様が営業マンになって戴くような信頼を。工務店の家づくりは、ハードルが多いだけに為した時の醍醐味が素晴らしいのでしょう。
今日は設計新プランの打ち合わせやや特許出願概要2通を執筆しました。
さて、明日は大阪市内に移動となります。
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