豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

吹き抜けを創る要件…北斗市・ファース本部

2021-03-15 17:22:22 | ファース本部

吹き抜けを創る要件…北斗市・ファース本部

天井の高い部屋で子育てを行うと、子供は開放的で明るい性格になり易いと云われます。

出来るだけ天井を高くしたいと云うのは、古代の建造物からも伺えます。

寺院などは、天井が驚くほど高さを取っています。

昔の天井の高い建造物は、建築主の権威を示すことが狙いだったように思われます。

天井が高いほど格式が上ったのでしょう。

 

建築基準法施行令で居室の天井は2.1m以上にせよとしてあります。

法令や格式だけでなく天井高は、住む人の人格形成にも影響しそうだとの文献があります。

天井高と人格形成の論文は見当たりませんが、研究者がテーマにしても良いと思われます。

 

単に寝泊りするだけの住むだけなら天井高は、低いほど冷暖房費用も掛かりません。

私達が冷暖房費用を計算する際は、「気積」と云う、いわゆる断熱層の内側の容積を計算します。

その際は、床面積と天井高に加え、一階と二階の合間の空間も冷暖房のエネルギーを使います。

 

写真はファース工法の宿泊体験用モデルハウスとして建築したゲストハウスの「げっかそう」で、吹き抜け天井高が7.5mあります。

築15年になりますが、天井面と床面との温度差が2度前後あります。

 

この当時は、ファース専用ペアーガラス(U値1.8)を使用しておりました。

現在はトリプルLow-Eガラス(U値0.88)で、グラスウール断熱材50㎜に相当します。

特に吹き抜けは、断熱気密そして開口部の断熱性がなければコールドドラフト現象で階下の床が冷たくなり、極めて不快な居住空間になります。

ファース工法のトリプルLow-Eガラスを用いた住宅では、吹き抜け天井高が7.5mでも温度差は1度未満で済ますことができます。


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