窓ガラスの要件として、とにかくクリアーで景観が良い事が求められます。
一般的に使用されているガラスをフロートガラスと云われます。
フロートは、何の細工もしておらず最も日射透過率も高いだけ、素通しさも最高です。
ガラスは日射熱を良く透過させますがその分、入れた熱も逃がし易いのです。
そのため、熱を逃がさないようにペアガラスやトリプルガラスなどが開発されました。
効果を上げるために、金属粒子をガラスにコーティングさせたLow-E機能を持たせました。
Low-Eとは、Low Emissivity(ロー・エミシビティー)を略したのですが、低放射と云う意味になります。太陽放射熱を低減させるための機能を持たせました。
断熱には、放射熱、伝導熱、対流熱に対応することですが、Low-Eは放射熱の対策です。
ちなみに放射熱とは、太陽熱ように媒体を介さずに直接的に熱をあてる働きを云います。
太陽の他には、焚き火やガスコンロの生火など熱源から離れていても感じる熱です。
Low-E機能は、そのうちの放射熱だけに効果を発揮します。
私達の「#ファースの家」は、33年前からこのLow-E機能を持たせたガラスを採用しています。
現在ファース本部では、このLow-E機能の多様化を行い、よりクリアーで驚異的な断熱力のあるガラスの研究開発を進めています。新築中の自宅「ファースの家」に採用します。
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