読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

一会の雪/水明り

2009年02月24日 21時31分51秒 | ■聴く
佐江衆一著、横浜カセット文庫発行。 このところ聞いている作者の「江戸職人奇譚」のなかの二編の短編をカセット文庫に収録したものです。本作品は以前に聞いたものより大分短いのですが、余韻が深く残る作品でした。 「一会の雪」は不器用で一徹な葛籠(つづら)職人が、職人としての精進の世界に入り込んだ挙げ句、妻を捨ててしまった。その男に主人公は惹かれ、幾年もの歳月の末に・・・。 「水明り」は、極道な亭主に去られ . . . 本文を読む
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