佐江衆一著、横浜カセット文庫発行。
このところ聞いている作者の「江戸職人奇譚」のなかの二編の短編をカセット文庫に収録したものです。本作品は以前に聞いたものより大分短いのですが、余韻が深く残る作品でした。
「一会の雪」は不器用で一徹な葛籠(つづら)職人が、職人としての精進の世界に入り込んだ挙げ句、妻を捨ててしまった。その男に主人公は惹かれ、幾年もの歳月の末に・・・。
「水明り」は、極道な亭主に去られ見をひさいで生きて来た娼婦おりんが、ぐれて見を持ち崩している桶師の浅吉を客に迎え、二人が共に一時だが温かい夢に浸り・・・。
このシリーズの中では、職人の芸よりも、陰影のある人生を中心に描いていて、深い味わいがありました。
また、白坂道子さんの朗読が素晴らしいと思いました。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/白坂道子
http://news.goo.ne.jp/entertainment/talent/W93-1490.html
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評価は4です。
このところ聞いている作者の「江戸職人奇譚」のなかの二編の短編をカセット文庫に収録したものです。本作品は以前に聞いたものより大分短いのですが、余韻が深く残る作品でした。
「一会の雪」は不器用で一徹な葛籠(つづら)職人が、職人としての精進の世界に入り込んだ挙げ句、妻を捨ててしまった。その男に主人公は惹かれ、幾年もの歳月の末に・・・。
「水明り」は、極道な亭主に去られ見をひさいで生きて来た娼婦おりんが、ぐれて見を持ち崩している桶師の浅吉を客に迎え、二人が共に一時だが温かい夢に浸り・・・。
このシリーズの中では、職人の芸よりも、陰影のある人生を中心に描いていて、深い味わいがありました。
また、白坂道子さんの朗読が素晴らしいと思いました。
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http://news.goo.ne.jp/entertainment/talent/W93-1490.html
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