読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

クライム

2009年11月01日 07時30分37秒 | ■読む
樋口明雄著、角川春樹事務所刊
樋口さんの著作で2冊目に読んだ本です。最初に読んだのは「狼は瞑らない」でした。元SPであった主人公が警察組織内の悪の一味から身を守る話でしたが、主人公や脇役の設定に大変魅力があり引き込まれました。
本作は、正直、設定に無理がある感じがして、前半で読むのを止めようかな、と思いましたが、終盤で巻き返された感じです。主人公二人の心の交流が次第に伝わって来ました。現実世界でも、激しく対立した後は、反って相互理解が深まり、絆も強くなることがありますから。また、結末にも救いがありました。
なお、柿のURLで作者の「書かなかったあとがき」が読めます。
--------------------------------------------------
URL => http://www1.odn.ne.jp/~scale/h-crime.htm
--------------------------------------------------
評価は4です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« しぶちん/朗読:橋爪功 | トップ | 300:DVD »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■読む」カテゴリの最新記事