高倉健著、集英社文庫刊
大分昔、高倉さんの「あなたに褒められたくて」を読みました。『あなた』とは母上のことです。深い思いが伝わる良書でした。本作は、高倉さんが俳優として体験した事柄を、出版した絵本のCDブックです。ご本人が朗読しています。唖然とする程のぶっきらぼうな語りで始まります。
しかし、次第にこ慣れてきて、高倉さんの簡潔な言葉が、深く心に染みてきます。北極や南極での、文字通り死にそうになった体験など、非常に臨場感がありました。そして、映画の収録で母の死に目どころか葬式にも出席できず、二週間程後の母親の霊前に高倉さんが線香を上げた場面では思わず涙してしまいました。高倉さんは、母の遺骨を食べたのでした。母に対する感謝、尊敬、公開の念が骨を食する行為を生み出したのだと思います。下のURLに、高倉さんの人となりが、良く現れていると思います。美意識の人なのでしょう。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/高倉健
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評価は5です。
大分昔、高倉さんの「あなたに褒められたくて」を読みました。『あなた』とは母上のことです。深い思いが伝わる良書でした。本作は、高倉さんが俳優として体験した事柄を、出版した絵本のCDブックです。ご本人が朗読しています。唖然とする程のぶっきらぼうな語りで始まります。
しかし、次第にこ慣れてきて、高倉さんの簡潔な言葉が、深く心に染みてきます。北極や南極での、文字通り死にそうになった体験など、非常に臨場感がありました。そして、映画の収録で母の死に目どころか葬式にも出席できず、二週間程後の母親の霊前に高倉さんが線香を上げた場面では思わず涙してしまいました。高倉さんは、母の遺骨を食べたのでした。母に対する感謝、尊敬、公開の念が骨を食する行為を生み出したのだと思います。下のURLに、高倉さんの人となりが、良く現れていると思います。美意識の人なのでしょう。
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